シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)は、今やNBAで最も注目されるガードの一人である。
カナダ出身の彼は、そのスムーズなドライブと卓越したバスケットIQで、毎試合リーグを魅了している。
OKCサンダーの再建の象徴として頭角を現し、2024-25シーズンではMVP候補として名を連ねるほどだ。
本記事では、SGAの進化、プレースタイル、そしてリーグへの影響を3章に分けて考察する。
第1章:SGAの成長とキャリアの軌跡
1.1 ケンタッキー大学からNBAへ
SGAは名門ケンタッキー大学で1年プレイした後、2018年のNBAドラフトで全体11位指名を受けた。
ロサンゼルス・クリッパーズに指名され、その後OKCサンダーにトレードされるという運命的な流れを経て、プロとしてのキャリアをスタートさせる。
1.2 OKCサンダーでの飛躍
クリス・ポールと共にプレイした2020年シーズンを転機に、SGAは自身のゲーム理解を一段深める。
その後は着実にスコアリングとゲームメイクの両面で数字を伸ばし、エースとしての地位を確立した。
※特にボディバランスが素晴らしいですね。
第2章:SGAのプレースタイルと強み
2.1 圧倒的なドライブ能力
SGA最大の武器は、緩急とステップを活かしたドライブだ。
決して爆発的なスピードではないが、タイミングと柔らかいフィニッシュでディフェンダーを抜き去る能力は、現代NBA屈指と言える。
2.2 中距離とフリースローでの効率性
現代バスケでは非効率とされがちな中距離シュートだが、SGAはそれを高精度で沈める稀有な選手である。
また、フリースロー獲得力も高く、1試合あたり10本近くのFTを獲得・高確率で決める点も強みである。
2.3 ディフェンスとリーダーシップの進化
オフェンス面だけでなく、SGAは守備にも粘り強く取り組む姿勢を見せている。
さらに、若手中心のOKCにおいて精神的支柱としての役割も担い始めており、チームビルディングに欠かせない存在となっている。
第3章:NBAへのインパクトと未来の展望
3.1 小市場チームの希望
OKCのような地方都市のフランチャイズにとって、SGAのようなスターの存在は経営的にも象徴的にも重要である。
彼の台頭は、スター選手が大都市以外でも成功できることを証明している。
3.2 国際的な影響力
SGAはカナダ代表としても活躍しており、2024年のFIBAワールドカップではチームを銅メダルに導いた。
その存在は北米だけでなく、世界中のバスケットボールファンに広がっている。
3.3 MVPへの現実的な道
2025年シーズンは、平均30得点・6アシスト・5リバウンドという圧巻のスタッツを維持。
MVPレースで本命の一人とされており、もし受賞すればキャリアにおける大きな転換点となるだろう。
結論
シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは、静かに、しかし着実にNBAを席巻している。
爆発的なハイライトではなく、実直なスキルとリーダーシップでファンの信頼を掴み取る。
彼の進化は、OKCサンダーの未来とNBAの可能性を明るく照らしている。
そして、2025年以降のリーグにおいても「SGA」という名は、確実に中心にあるはずだ。
SNOWさんが思ったこと
味方を活かすことを優先するマイケル・ジョーダン、あるいはコービー・ブライアントみたいな感じ、背もちょっと高い。
視野が広く丁寧なプレーが前面に出ているので、派手さや爆発力、1試合の得点数ではジョーダンやコービーの方が圧倒的かもしれない。
歴代No.1はと聞かれて、SGAに票を入れる人はまだ少ないかもしれない、いま思いついたけどマジックジョンソンの方がキャラクター的に似ているのかも。
NBAファイナルまできたオクラホマシティ・サンダーですが、僕はたぶんこのまま優勝すると思っています。
絶対的エースがいて、実力的にも素晴らしいチームメイトがいて、守備がカッチカチ、弱点といえば若さが裏目に出るくらいなので、優勝の可能性は高いと思います。