AIが私たちの生活に深く入り込み、便利なツールとして定着した2025年。
でも、すべてをAIに任せればうまくいくというわけではありません。
とくに、人間ならではの感覚や判断が求められる場面では、まだまだAIは心もとない存在。
この記事では、AIにとって難しく、でも社会的にとても価値のある10の分野を取り上げて、「やっぱり人間じゃないとダメだよね」と感じる瞬間にフォーカスしてみましょう。
1. 空気を読むような会話
ちょっとした沈黙の意味、声のトーン、言葉の選び方――そういった微妙なニュアンスを読み取るのは、まだAIには難しいことです。
人間同士なら一言で通じる場面でも、AIは的外れな反応をしてしまうこともあります。表情や文化的背景も含めて会話をするって、簡単なようでとても複雑なんです。
2. ゼロから何かを生み出す創作活動
AIは既存のパターンから作品を作るのは得意ですが、「誰もやったことがないアイデアを出す」のは苦手です。
たとえば、ある社会に波紋を起こすような表現、時代の空気を変えるようなアートは、人間の感情や体験からしか生まれません。
3. 倫理的な判断や「それって本当にいいの?」という感覚
AIがどれだけ正確な判断をしても、「その判断で人が傷つかないか」「誰が責任を取るのか」といった問いには明確に答えられません。
便利さの裏側で、倫理のバランス感覚は人間にしか持てない大切な部分です。
4. 社会の根っこにある問題を読み解く力
格差、差別、環境問題。これらの問題の原因は一つではなく、歴史や価値観が複雑に絡み合っています。
AIは数字やデータは見られても、その奥にある“構造”や“痛み”を理解するのは難しいのです。
5. 触れて、感じて、判断すること
料理の味見、手作業の細かい感触、あるいは子どもの熱を手で感じるようなこと。
これらはデジタルでは再現しにくく、経験と直感が求められる分野。だからこそ、長年の感覚が生きる「職人」の存在は今も輝き続けています。
6. 生き方・死に方をめぐる深い対話
生きる意味や、どう死を迎えるか。こうした深い問いに向き合うとき、人が人の言葉で語ることの重みはAIには出せません。
心に寄り添うという行為そのものが、言葉以上のものを必要とするのです。
7. タイミングを読む“間”の感覚
営業の話しどころ、プレゼンでの間の取り方、笑いを生むタイミング。
これらはすべて、その場の空気を肌で感じながら判断するもの。AIにはまだ「今だ!」という直感的な判断は苦手です。
8. はじめて出会うものへの柔軟な対応
未知のウイルス、新しい社会制度、これまでにないテクノロジー――
こうした“初めての事態”に、人間は考えながら対応しますが、AIは前例のないものには戸惑いがちです。
9. 時間をかけて築く信頼関係
信頼は一瞬でできるものではありません。「この人なら大丈夫」と思えるのは、過去の経験や関わりがあってこそ。
AIの回答は早いけれど、信じられるかどうかはまた別の話です。
10. 曖昧なままで動きながら考える力
「今は決めきれないけど、とりあえずやってみよう」という判断。
曖昧さに耐えて、様子を見ながら修正していく――そんな人間らしいやり方は、AIにとってはまだ難しいことです。
まとめ
AIができることは確かに増えました。
でも、「人間ってすごいな」と思える場面はまだまだたくさんあります。
このランキングにあるような、人の気持ちに寄り添った判断や、ゼロからの創造、曖昧さを受け止める力。
それらは、これからの社会でも人間の価値を支える土台です。
AIと一緒に生きるからこそ、人間にしかできないことをもっと大事にしていきたいですね。
※2ヶ月で月30万円を実現する 超初心者でも稼げるAI活用法(Amazon)
SNOWさんが思うこと
ChatGPTをリリースして3日後ぐらいから「これに間違いない」と思って使い続けています。
会話もするしプログラムも組んでもらったり分析してもらったりします。
しかし上記のようなところで人間(主に自分)の方が上だな、と思うところってあんまりないような気がしています。
ということは人間のすごい人が、僕よりもすごいところと言い換えることもできるかもしれません。
AIの得意を活かすか苦手を補うかで、ぜんぜん違う人生になりそうだけど、どっちも正解だと思います。