3. 若さと柔軟性が示した“可能性”
敗れたとはいえ、このチームのポテンシャルが疑問視されることはない。
むしろ、成熟に向けた第一歩として価値あるシーズンだったと捉えられる。
シアカムはトロント時代と異なり、自己中心型ではなくチームファーストに徹した。
ディフェンスでのスイッチ、リバウンド争い、速攻時のラストパスなど、勝つために“目立たない仕事”をやりきる姿勢は若手に大きな影響を与えた。
また、ベネディクト・マサリン、アンドリュー・ネムハード、T.J.マコネルらも要所で得点源・守備の支えとして躍動。
とくにGame 7でのマサリンの27得点や、マコネルのスティールはファンの記憶に残る。
これら若手が攻守両面で成長したことで、チームの“型”に加え“変化”も加わる兆しが見えた。
まとめ
インディアナ・ペイサーズの2024-25シーズンは、
「美しいバスケットは、どこまで勝てるのか?」という問いへの挑戦だった。
超攻撃型という強烈な武器をもちながら、ファイナルでは守備重視のOKCに苦しめられた。
だが、スタイルを貫きながらここまで勝ち上がった事実は、戦術の正当性と可能性を示している。
次なる課題は、“速さ”だけでなく、“崩せないときにどうするか”という引き出しを増やすことだ。
この若いチームが今後、より多彩な形で戦えるようになるなら、NBAの景色は再びペイサーズ中心に動くかもしれない。
出典:Golden Hoops
SNOWさんが思うこと
今季最強をほこるOKCに対して、持ち前の速攻で第7ゲームまで持ち込んだのは見事でした。
しかしサッカーもそうですが、バスケもたぶん守備のスポーツなんだろうなと思うことがよくあります。
ディフェンスエースをトレードで獲得したとたん、好成績を上げ始めるチームはこれまでに多く見られました。
またプレーオフ常連のチームがディフェンスエースを失って失墜するという場面も、たくさん見てきました。
オフェンス面を特に評価されるペイサーズですが、守備面をさらに強化することで、念願の優勝もあるのかもしれないという、来季への布石のようなファイナルで見ごたえがありました。
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