灼熱のブダペスト、8月初旬のフンガロリンク。
狭くテクニカルなコースが、今年もF1ドライバーたちを悩ませます。
注目はマクラーレン勢の勢いと、フェラーリに移籍したハミルトンの復調なるか。
そして日本のファンが最も気になる、角田裕毅の“次の行き先”とは？
1．ハンガリーGPとはどんなレース？
F1ハンガリーGPは1986年から毎年開催されている伝統のグランプリです。
舞台は首都ブダペスト郊外のフンガロリンク。
コース全長は4.381kmで、レースは70周、合計306km超の戦いです。
大きな特徴はその狭さと曲がりくねり具合。
オーバーテイクが非常に難しく、カートコースのようなレイアウトとも言われています。
そのため、予選順位が結果を大きく左右し、戦略の巧拙がレース展開に大きく響くのです。
2025年の開催は8月1日〜3日。
例年は真夏の炎天下ですが、今年は天気が安定しており、雨の可能性は低めと予報されています。
一方で、タイヤ戦略や気温によるマシン挙動の変化には依然注目が必要です。
2．優勝候補と注目ポイントはここ！
まず注目すべきは、今季絶好調のマクラーレン勢。
ピアストリとノリスの若きコンビは、すでにシーズン6回の1-2フィニッシュを達成しており、今年のチャンピオン争いを大きくリードしています。
昨年のこのレースではピアストリが初優勝を飾っており、コースとの相性も抜群です。
対抗馬となるのは、やや不調気味のレッドブルのフェルスタッペン。
予選で上位を確保できれば一発の速さでは侮れず、復調のきっかけとなるかもしれません。
さらに注目したいのが、フェラーリ移籍後まだ表彰台のないハミルトン。
このハンガリーGPは彼にとって過去最多の7勝を挙げている縁の深いレースです。
今大会では新しいパーツが導入されたチームも多く、中団グループでの混戦が期待されます。
スタート直後のターン1、ピットインのタイミング、そしてセーフティカーのタイミングが波乱を呼ぶかもしれません。
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