3.上位進出の鍵を握る 6日目~8日目
10日からは、1回戦後半と2回戦が混在する日程に入ります。
高川学園(山口)は、地方大会を無失策で乗り切った堅守のチームです。
初戦の相手は未来富山(富山)。お互いに守りを重視した戦いが予想されます。
豊橋中央(愛知)は、1年生スラッガー・吉澤選手が大阪大会で6本塁打を記録するなど注目株。
伝統の強豪・日大三(西東京)との対戦は、世代交代を感じさせる注目のカードです。
11日には、聖光学院(福島)と山梨学院(山梨)が登場します。
両校ともに守備が堅く、1点を争う接戦となる可能性がありますが、聖光学院は打線の破壊力にも注目が集まります。
もう一つの好カードは、尽誠学園(香川)と東大阪大柏原(大阪)の一戦です。
技巧派左腕の尽誠と、打力で押す柏原。対照的なスタイルのぶつかり合いが見ものです。
最終日の12日には、健大高崎(群馬)と京都国際(京都)が対戦します。
走塁を武器にする健大と、150kmを超える速球派エース・末吉投手を擁する京都国際。
どちらが主導権を握るか、大会序盤最大の注目カードです。
その日の最後を飾るのは、関東第一(東東京)と中京(岐阜)の一戦です。
守備率.980超の両校による“守りの野球”は、緊迫した展開が期待されます。
出典:谷岡
まとめ
開幕からの8日間で、全国49代表が一気に甲子園の舞台に登場します。
伝統校、新鋭校、個性あふれるチームが揃い、どこからも目が離せません。
創成館の開幕戦、仙台育英の2連覇挑戦、横浜と敦賀気比の名門対決、健大高崎と京都国際の大一番。
序盤から“大会の山場”といえるカードが次々と組まれています。
一つの番狂わせが、トーナメント全体の勢力図を大きく変えるかもしれません。
出典:甲子園TV