駒を並べてみたけどルールがよくわからない。
そんな初心者の僕がハマったのが「ぴよ将棋」でした。
アプリで毎日指していたら、将棋界の大きな流れも自然と気になってきて……
気づけばタイトル戦を毎月追いかけるようになっていました。
1.そもそも「タイトル戦」って何?今さら聞けない将棋界の最高峰
将棋界には現在、八つの主要タイトル戦があります。
それぞれの頂点をかけて、プロ棋士たちが年間を通して戦い抜く構図です。
タイトル戦に勝てば「〇〇名人」「〇〇王将」と名乗れるようになり、名実ともにその年の最強棋士と認められます。
2025年現在の将棋の主要タイトルは以下の八つです(カッコ内は主催や新聞社など)
- 竜王(読売新聞)
- 名人(毎日新聞、朝日新聞)
- 王位(新聞三社連合)
- 王座(日本経済新聞)
- 棋王(共同通信)
- 王将(スポーツニッポン、毎日新聞)
- 棋聖(産経新聞)
- 叡王(不二家)
これらのタイトル戦は、それぞれ本戦トーナメントと挑戦者決定戦を経て、現タイトル保持者との番勝負が行われます。
タイトルによっては五番勝負や七番勝負など形式も違い、戦う時期や場所も異なります。
ちなみに賞金額が最も高いのは「竜王戦」。
優勝賞金は4,400万円(2025年現在)とされており、棋士にとっては大きな目標の一つです。
2.なぜ「ぴよ将棋」でタイトル戦が面白く感じられるのか
筆者が将棋にハマったきっかけは、スマホアプリの「ぴよ将棋」。
キャラクターが可愛く、難易度も選べるので、まったくの素人でも楽しく学べました。
そこから「この戦法はプロも使うのかな?」と気になり始め、自然とAbemaやNHK杯の配信を観るように。
タイトル戦では、同じ戦法でも局面の選び方、仕掛けのタイミングがまるで違い、別の世界に思えました。
そして何より「タイトル戦」には“物語”があります。
- どの棋士が初挑戦を果たしたのか
- 前年のリベンジを果たせるのか
- どこまで防衛できるのか
こういった背景を知ると、戦いが急にドラマチックになります。
「序盤は優勢だったのに中盤で逆転された……」なんて場面でも、棋士の表情や歴史を知っていると見方が変わってきます。
また、ぴよ将棋で学んだ「囲い」や「飛車先交換」などの基本が、プロの対局でも頻出するため、少しずつ理解が深まるのも面白いポイントです。
解説を聞いて「おお、ぴよで見たやつだ!」と思う瞬間は、何とも言えない快感があります。
出典:将棋実況 そら
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