いま、日本が世界にどんな支援をしているか知っていますか？
ニュースで聞く機会はあっても、その全体像までは意外と知られていません。
でも、2025年は「支援のかたち」が大きく変わる節目の年。
今回は最新データとともに、日本ができる10の支援をランキング形式で紹介します。
1. ODAの動きから見えてくる、日本の支援スタイル
日本の政府開発援助（ODA）は、世界的にも大きな存在感を持っています。
2023年のODA実績はおよそ168億ドルで、世界第4位。GDP比では0.39％でした。
注目すべきは、2025年以降の方向性、これまでのインフラ重視から、科学技術やイノベーション支援へシフトしようという動きが出ています。
法律も変わり、JICA（国際協力機構）は民間資金やグリーンボンド、信用保証といったツールも使いやすくなりました。
より柔軟で、持続可能な支援のかたちが模索されています。
出典：JICA 国際協力機構
2. 日本発・世界への支援５選
ここでは、影響の大きさや取り組みの幅などをもとに、支援内容をラまとめました。
1. 気候変動・クリーンエネルギー支援
アジア地域での脱炭素技術支援など、「アジア・ゼロエミッション構想」では、150兆円規模の民間投資を呼び込もうとしています。
2. ウクライナへの安全保障・人道支援
日本は2024年に40億ドル超の支援を表明。さらに今後10年間の長期支援計画もスタートしました。
3. 感染症対策とグローバル保健
GHIT Fundを通じて、発展途上国向けの新薬開発を日本の技術と資金でサポートしています。
4. 教育と人材育成
JICAを通じた技術研修や奨学金制度など、次世代のリーダーを育てる支援が進行中です。
5. アフリカとの連携（TICAD）
TICADという国際会議を通じて、インフラ、保健、産業の3本柱でアフリカとパートナー関係を築いています。
このほかにも、防災教育や農業支援、難民支援、女性のエンパワーメントなど多彩な分野での支援が展開されています。
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