ブルックリンの街角から、若い3人が音を鳴らし始めたのは2013年。
それから10年以上、彼らは同じメンバーで歩み続けてきました。
そして2025年春、Sunflower Beanは新作『Mortal Primetime』を届けます。
友情と原点回帰――その言葉がぴったりなオルタナロックが、今ここに。
1. 出会いから続く“友情”という土台
Sunflower Beanは、Nick Kivlen(ギター)、Olive Faber(ドラム)、Julia Cumming(ベース/ボーカル)の3人によるトリオ。
地元グレンヘッドとブルックリンを行き来しながら、高校時代に出会った仲間同士で結成されました。
長く一緒に活動する中で、時には距離を置く時期もありました。
でもそれが逆に、再び集まったときの結束を強くしたのです。
Nickは「バンドを始めた頃からずっと成長してきた。いまこそ僕らのプライムタイムだ」と話します。
きっと誰しも、昔の仲間ともう一度何かを始めた経験があるはず。
その瞬間の高揚感と不思議な安心感を、彼らの音は思い出させてくれます。
出典:KEXP
2. 『Mortal Primetime』に宿る“原点回帰”
4作目のアルバム『Mortal Primetime』は2025年4月25日にリリースされました。
全10曲、約35分という凝縮された内容で、オルタナロックを軸にフォークやドリームポップ、ソフトロックなど多彩な要素をブレンドしています。
音楽メディアからの評価も高く、Pasteは9.0/10点をつけ「彼らのキャリアの中で最も完成度の高い作品かもしれない」と評しました。
Under the Radarも8.5/10点を記録し、静と動のコントラストの美しさを称えています。
“The louds are louder, the quiets quieter”、大きな音はより大胆に、静かな瞬間はより繊細に。
過去をただなぞるのではなく、今の自分たちの音に作り直しているのがわかります。