3. “奏でる”という生きた表現
今回の作品は初のセルフプロデュース。
そのせいか、音のすみずみまで彼らの息遣いが感じられます。
「There’s a Part I Can’t Get Back」では、Juliaが過去の傷やトラウマと向き合う姿が生々しく響きます。
愛や痛み、癒しといった感情を、3人は飾らずに音に落とし込みました。
ギターのうねり、管弦楽の柔らかな響き、フィードバックのざらつき、メロウなフォークの温かさ。
バラバラに見える要素が、今のSunflower Beanというひとつの像に集まっています。
まとめ
友情が生み出す信頼感、原点を見つめ直すことで得た新しいエネルギー。
そして、“奏でる”ことそのものを楽しむ余裕。
Sunflower Beanは、まさに「ブルックリン発『友情と原点回帰』を奏でるオルタナロック」の姿を体現しています。
まずは『Champagne Taste』や『Nothing Romantic』から聴いてみてください。
きっと、このバンドの旅路があなたの耳にも鮮やかに映ります。
SNOWさんの見解
まさに原点回帰というか、昔よく聴いたような感じがするけど新しい音楽。
音楽も映像も全く違和感なく受け入れられる感じ、練習を積んだ人にしか出せない雰囲気で完成度が非常に高いです。
夫婦や友達でカフェを経営するのとかって、大変なことはありつつもけっこううまくいっている例が多い気がします。
友だちと会社を興すと良くないと言いますけど、真にやりたいこと、美しいイメージを目標に掲げるならそれはうまくいく前兆なのかもしれません。
今後の運営の参考にさせていただきまする。