Sunflower Bean – 『友情と原点回帰』を奏でるオルタナロック

SNOW

2025-08-16


3. “奏でる”という生きた表現

今回の作品は初のセルフプロデュース。

そのせいか、音のすみずみまで彼らの息遣いが感じられます。

「There’s a Part I Can’t Get Back」では、Juliaが過去の傷やトラウマと向き合う姿が生々しく響きます。

愛や痛み、癒しといった感情を、3人は飾らずに音に落とし込みました。

ギターのうねり、管弦楽の柔らかな響き、フィードバックのざらつき、メロウなフォークの温かさ。

バラバラに見える要素が、今のSunflower Beanというひとつの像に集まっています。


出典:Sunflower Bean


まとめ

友情が生み出す信頼感、原点を見つめ直すことで得た新しいエネルギー。

そして、“奏でる”ことそのものを楽しむ余裕。

Sunflower Beanは、まさに「ブルックリン発『友情と原点回帰』を奏でるオルタナロック」の姿を体現しています。

まずは『Champagne Taste』や『Nothing Romantic』から聴いてみてください。

きっと、このバンドの旅路があなたの耳にも鮮やかに映ります。