青葉市子 – 世界に放たれる奇跡のアーキテクト


3.なぜ“アーキテクト”なのか? 音の空間設計という才能

青葉市子の音楽は、ただ「歌っている」だけではありません。

声、ギター、ストリングス、環境音、それぞれの音が“設計”されているように配置されているのが特徴です。

それはまるで、音の中にひとつの家を建てていくような感覚。

聴く人はその中にふわっと入り込んで、しばらくのあいだ、時間を忘れて過ごすことができる。

しかも、意味を追わなくても伝わる。

海外リスナーの多くが日本語がわからないにもかかわらず、Spotifyなどの再生数の大半は海外からという事実が、この“構造と感情”の共存を物語っています。

彼女の音は、旅のようであり、夢のようであり、そして何より“自分にとっての場所”になる不思議な力を持っています。


出典:ICHIKO AOBA


まとめ

青葉市子さんは、デビュー時の鋭く静かな世界からスタートし、自然/夢/記憶を描く壮大な音を構築しつつ、その音が世界の壁を軽やかに越えて響いています。

最新作『Luminescent Creatures』は、音楽の構築者としての凛とした成長と、限りなく透明で幻想的な世界への道標です。

あなたは、どの曲で心を動かされましたか?ぜひ感想も聞かせてください!

青葉市子(Amazon)


SNOWさんの感想

このブログ、全体的にタイトルは自分で考えているんですが、曲作りってただ思ったことを曲にしているわけではないってことをいつしか知るようになりました。

普段から考えていて、思いついたりして、設計して、作って、弾いてみて、組み合わせたりして、聴いてもらって、建築とかソフトウェア開発と同じじゃんみたいな。

なので、アーキテクトという言葉をあえて使わせていただきました。

青葉さんという方を僕は初めて知ったので記事にしてみたんですが、確実にどこかで聴いたことがある、と思ったらやっぱりそうで、ジブリの作曲などで活躍されている方でした。

いまは世界的に最高評価を受けている方とのことで、最初はけっこうとがってた方みたいですけど、またAmazonMusicのライブラリに入れたい人見つけたなぁと嬉しくなっています。