she’s green ― ミネアポリス発のドリーミー新星バンド


夜の街を歩くと、ふとイヤホンから流れてくる音が景色を変えてくれることがあります。

she’s green の音楽はまさにそんな感覚をくれる存在。

まだ結成から数年ですが、既に耳に残るメロディで注目を集めています。

今回は彼らの正体と、最新曲「Little Birds」までの流れを整理してみました。

1.she’s greenとはどんなバンド?

she’s green は2022年に活動を始めたアメリカ・ミネアポリス出身のバンドです。

メンバーは5人。

ヴォーカルの Zofia Smith、ギターの Liam Armstrong と Raines Lucas、ベースの Teddy Nordvold、ドラムの Kevin Seebeck。

ギターが2人という編成が生み出す音の厚みが、ドリームポップやシューゲイズの世界観を支えています。

データで整理すると、結成からまだ3年ほど。

EPは2023年の『Wisteria』、そして2025年8月に最新作『Chrysalis』をリリース。

新世代のバンドとして、ここから本格的に注目されるタイミングに立っています。


2.楽曲づくりの特徴

彼らのサウンドは「ドリームポップ×シューゲイズ」と形容されます。

ざらついたギターと、霞がかったようなリバーブ。

そこに透き通るボーカルが浮かぶように重なり、夜空や雨上がりの街を想起させます。

シンプルなメロディの裏で、音が幾重にも重なり合い、聴く人を包み込むのが特徴です。

他のインディーロックバンドと比べても、she’s green の音はより繊細。

力強さよりも、余白や揺らぎを大切にしている印象です。

「ちょっと疲れた帰り道に聴きたくなる」──そんな感覚を共有できる人も多いのではないでしょうか。


出典:she’s green