Laura day romance(ローラズ)の音楽を聴くと、都会の夜道を歩いているような感覚になる。

光と影が交錯するように、甘さと切なさが混ざった響きが広がる。

バンドの名前自体に漂うロマンティックな雰囲気も、リスナーの想像力を刺激する。

今回は、この3人組がどういう存在なのか、最新の動きとともに追ってみたい。

1.結成から現在までの流れがわかる

Laura day romanceは2017年に結成された。

早稲田大学の音楽サークルからスタートし、インディーシーンで頭角を現した。

2025年現在は3人組体制で活動しており、ボーカルの井上花月、ギターの鈴木迅、ドラムの礒本雄太がメンバーだ。

これまでに発表したアルバムやシングルは、リスナーの支持を集めてきた。

ファーストアルバム「farewell your town」は“架空の街”をテーマにしていて、聴く者に情景を思い描かせる。

最近ではシングル「ライター」(2025年7月)を発表し、さらに「プラトニック」が9月にリリース予定と、作品を途切れなく出している。

時系列で見ると、学生発→インディー注目→ワンマン・ツアー開催→継続的リリースと、確実にステップを踏んでいるのがわかる。


2.ジャンル融合的な音楽性がわかる

Laura day romanceの魅力は、ジャンルの壁を自然に飛び越えている点にある。

インディーポップを軸にしながら、ドリームポップの浮遊感、フォークの親密さ、オルタナティブのエッジを取り入れる。

一曲ごとに色合いが変わり、まるで季節の移ろいを切り取ったかのようだ。

例えば、ギターはきらびやかでありながら、時に鋭く切り込んでくる。

ボーカルは透明感と熱を両方持ち合わせていて、聴く人の感情を引き出す。

ドラムは過剰に主張せず、でも確実に楽曲を前に進めている。

こうしたバランスがあるからこそ、彼らの音楽は“聴くたびに違う顔を見せる”という感覚を与えてくれる。


出典:Laura day romance