シングルプレイとマップ構成
一方で、シングルプレイ(キャンペーンモード)には厳しい意見も見られます。
物語の深さや演出の統一感に欠ける部分があり、「おまけ要素に近い」という声もあります。
また、ローンチ時点でのマップ構成については、広大な戦場を感じられるステージが限られており、狭いマップでは車両戦の魅力を十分に発揮できないという指摘もあります。
これらの点は、シリーズの伝統的な“大規模戦闘”を期待していたファンにはやや物足りなく映る部分です。
マルチプレイ主体
とはいえ、こうした批判も一面にすぎません。
Battlefield 6は明確に「マルチプレイ主体の設計」を掲げており、キャンペーンを軽めに抑えた判断はある意味で合理的です。
また、マップの拡充やモード追加は今後のアップデートで十分に改善が期待できます。
つまり、Battlefield 6は発売直後の段階では完成形というより、これからプレイヤーと共に育っていくタイプの作品といえるでしょう。
どんな人に向いているか・遊び方の提案
- 大規模戦闘や車両戦、破壊表現を楽しみたい方
- クラス制に縛られず自由に武器を選びたい方
- ストーリーよりもオンライン戦を重視するプレイヤー
- 今後のアップデートを見守りながら長期的に遊びたい方
また、コミュニティモード(Portal)では、プレイヤー自身が独自ルールやマップを設定して遊ぶこともできます。
この自由度は、長期的なリプレイ性を生み出す要素として期待されています。
出典:Battlefield
まとめ
Battlefield 6は、シリーズへの信頼を取り戻すきっかけとなる作品です。
銃撃感や破壊表現の進化、自由度の高い装備システムによって、戦場の臨場感が一段と増しています。
一方で、シングルプレイの物語性やマップの広がりに課題があることも否めません。
しかし、早期から積極的なパッチ対応が続いており、今後のアップデートによって真価を発揮する可能性を大いに秘めています。
“未完成ではあるが可能性を感じる”──そんな作品として、Battlefield 6は再び戦場を熱くしてくれるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考リンク
– PC Gamer「Battlefield 6 review-in-progress」
– GamesRadar「Battlefield 6 release live coverage」
– EA 公式 「UPDATE NOTES 1.0.1.0」