夕方に窓を開けると、遠くから波の音が聞こえてくる。
海風が部屋の空気をすっと撫でて、静かな時間が流れる。
そんな時に寄り添ってくれるのが Beach House の音だ。
力まずにただ漂わせるような浮遊感が、自然と気持ちを落ち着かせてくれる。
Beach Houseってどんなバンド?
- 結成:2004年、アメリカ・ボルチモア
- メンバー:ヴィクトリア・ルグラン(ボーカル、オルガン)、アレックス・スカリー(ギター、鍵盤)
- ジャンル:ドリームポップ/インディーポップ、幻想的で内省的なサウンドが特徴。
データで見るBeach Houseの存在感
アルバムとチャート成績
- 『Once Twice Melody』(2022年)は初週で24,000ユニットを売り上げ、Billboard 200で12位に初登場。
- 同作は Billboard Top Album Sales チャートで1位を獲得。
- アーティストランキングでは 全体70位 に入ったこともある。
インディバンドとしてはかなり存在感のある記録だ。
Beach Houseが生む“静けさの力”
音の余白を大事にする
彼らの楽曲は音を詰め込まず、余白を活かしている。
ヴィクトリアの歌声も無駄な装飾を抑えていて、シンプルさが浮遊感を強めている。
電子的な音の質感
近年は弦楽器よりもアンビエント的なシンセや電子音を取り入れ、音が軽やかに広がる。
聴いていると、ふっと遠くへ意識が引き込まれるような感覚になる。
ドリームポップとしての進化
デビューから今まで一貫して「静かに浸れる音楽」を軸に進化してきた。
最新作ではさらに“空間美”を追求しているとも言われている。
出典:BeachHouseVideoZone