Beach Houseの夢の縁 – 風の音と海風に溶ける音楽

SNOW

2025-10-17

おすすめの作品

アルバム

  • Once Twice Melody(2022年)
      4部構成でリリースされた大作。静かで美しい流れを最後まで感じられる。
  • Depression Cherry(2015年)
      ドラムを抑え、電子ビートに重点を置いた落ち着いた雰囲気。
  • Bloom(2012年)
      複層的な音の広がりがありつつ、比較的聴きやすい浮遊感を持つ。

  • Space Song(『Depression Cherry』収録)
      ドリームポップ入門曲として人気が高い。
  • Superstar(『Once Twice Melody』収録)
      最後まで余韻を残すような美しいナンバー。

万人受けするタイプの音楽ではないかも

Beach Houseの音は静けさが魅力だが、人によっては物足りなく感じるかもしれない。

  • パーティーや盛り上がりたい場ではインパクト不足。
  • サビで一気に高揚感を求める人には展開がゆるやかすぎる。
  • 浮遊感が逆に「遠い」と感じてしまうケースもある。

出典:Sub Pop

まとめ

Beach Houseは、静かさの中に引き込む浮遊感を奏でるドリームポップの代表格、『Once Twice Melody』のチャート成功は、その評価を裏付けている。

余白を活かした音作りとヴィクトリアの声が、日常に溶ける特別な時間を作ってくれるけど、刺激や即効性を求める人には不向きかもしれない。

だからこそ、夜風や曇り空、小雨の午後など、落ち着きたい時間にこそ選びたい。

Beach Houseの音は、そんな瞬間をきっとやわらかく包んでくれる。