cephalo – 東京拠点のシューゲイザーオルタナティブバンド

SNOW

2025-11-04

cephaloという名前を聞いたことがありますか。

東京を拠点に2023年末に結成されたばかりのバンドですが、すでに耳の早いリスナーの間で話題になっています。

ギターの轟音と浮遊感のあるサウンドに、透明感のあるボーカルが重なり合う。

それは夜明け前の街を歩くような、独特の空気感をまとっています。

1.cephaloの成り立ちとメンバーの個性

cephaloは2023年12月に結成された4人組バンドです。

メンバーはfuki(Vo/Gt)、オオマエ(Gt)、オオタキ(Ba)、ウチダ(Dr)の4人。

音楽の掲示板や趣味のつながりで集まり、もともと旧知の仲ではなかったというのがユニークです。

ボーカルのfukiは透き通った声で歌詞の世界を描き、ギターのオオマエは楽曲の骨格をつくり出します。

オオタキのベースはメロディを支えながら動きを加え、ウチダのドラムは洋楽的な広がりを演出します。

それぞれが異なるルーツを持ちながらも、互いに「すごい」と認め合う関係性がバンドの強みになっています。


2.音楽性と作品に込められたテーマ

彼らのサウンドはシューゲイザーやドリームポップの影響を受けつつ、キャッチーなメロディを忘れない点が特徴です。

ギターの轟音に包まれる中で、ふと口ずさみたくなるフレーズが浮かぶ。

その緊張と解放のバランスが、リスナーを惹きつける要因になっています。

歌詞は「今の自分が好きになれない」という葛藤や、過去の自分を受け止める感覚が込められています。

夜から昼へ、閉塞感から解放へと向かう物語のような曲も多いです。

2024年にはEP『wind surfing school』を発表し、同年12月にはアルバム『Fluorite code』をリリースしました。

まだ結成2年足らずでフルアルバムまで到達している点は、注目すべきスピード感だと思います。


出典:cephalo