4.Salesforceは本当に万能か?
ただし「便利=すぐ使える」とは限らない。
導入した企業の失敗談も少なくない。
理由は大きく2つ、ひとつは設定やカスタマイズが複雑になりがちなこと。
標準機能だけで済むケースは少なく、自社の業務に合わせる調整が必要になる。
もうひとつはユーザー定着の問題。
現場が「入力が面倒」と感じてしまうと、結局データが集まらない。
システムとしては優秀でも、運用が追いつかないパターンだ。
IDCの調査でも「CRM導入プロジェクトの失敗率は30%以上」とされており、過信は禁物だとわかる。
5.これからどう活用するか
Udemyで基礎を学んだあと、実際の現場でどう使うかが勝負になる。
小さなプロジェクトでの実験導入から始めるのもひとつの方法だ。
また、Salesforceはアプリストア「AppExchange」を通じて数千の拡張機能を提供している。
自社のニーズに合わせて組み合わせれば、単なる顧客管理を超えて、業務全体のプラットフォームに変わっていく。
出典:セールスフォース・ジャパン
まとめ
いまさら触れてみたSalesforceは、思った以上に奥深く便利な仕組みだった。
Udemyでの学習は入り口として最適で、動画を見ながら操作すればすぐにイメージがつかめる。
ただし導入の現場には落とし穴もある。
カスタマイズや定着化には時間と工夫が必要だ。
それでも、顧客との関係を整理し、数字をリアルタイムで追える仕組みは大きな強み。
「Excelやメールで限界を感じている人」には、一度体験してみる価値があると感じた。