夜のライブハウスに響く轟音、淡い光に照らされる3人のシルエット。
観客は静かに耳を澄ませ、やがて大きなうねりに包まれる。
その中心にいるのが、京都・大阪を拠点に活動する「CRAZY BLUES」です。
本当はガールズバンドをやりたくて、でもドラムがいなくて「いのうえ少年に声をかけた」のが全ての始まりでした。
1.どんなバンドか
CRAZY BLUESは、Gt/Voのよしださほ、Ba/Choのなかいゆづき、Dr/Choのいのうえじげんによる3ピースオルタナティブロックバンドです。
結成のきっかけは高校時代のコピーバンド活動。
そこから「ブルース」という言葉を軸に、いのうえが「CRAZY」を加えて今の名前になりました。
彼らは自らを「crazyでもbluesでもない」と語りつつ、感情の揺らぎをストレートに音へと落とし込むスタイルを貫いています。
内向的で繊細な性格を持ちながらも、ライブでは圧倒的な音圧で観客を惹きつける姿が特徴的です。
いまは「フジロックフェスに出ること」を目指していて、メジャーへのゲートを目標に、日々活動しています
2.音楽性と影響源
CRAZY BLUESの楽曲は、オルタナティブロックを軸にシューゲイザー的な要素を散りばめています。
ギターは繊細なアルペジオから轟音リフまで幅広く、ベースとドラムは厚みを持ちながらハーモニーも大事にしています。
メンバーが影響を受けた音楽も多彩です。
よしだは羊文学やリーガルリリー、星野源、いのうえはASIAN KUNG-FU GENERATIONや藤井風。
なかいはボカロやまふまふを通じて、声の重なりや感情表現を学んでいます。
このように異なるバックグラウンドが合流することで、ブルーな気持ちを描きながらも独自の温度を持つサウンドが生まれています。
3.リリースと活動実績から見える姿
2024年にはシングル「表面張力」をリリースし、Apple MusicやEggsでの配信が始まりました。
2025年にはEP「Lot e.p.」を発表し、楽曲の幅がさらに広がったことが話題になっています。
ライブ活動では「十代白書」など若手登竜門的なイベントに出演し、同世代のアーティストたちと競い合いながら存在感を増しています。
京都・大阪のインディーズシーンにおいて、次世代を担うバンドのひとつとして注目されているのです。
出典:CRAZY BLUES