フェルスタッペンの戦略とマシンのポイント
- 低ダウンフォースが要求されるラスベガスは、レッドブルのマシン特性にまずまず合致しています。
- 気温の低さがタイヤに大きく影響するため、序盤でどれだけタイヤを適温に持ち込めるかが勝負の分かれ目になります。
- ライバルであるマクラーレン勢の勢いが強く、優勝以外ではポイント差を縮めることは難しい状況です。
- “逆転優勝”という期待がかかっており、心理的プレッシャーも大きい中での挑戦となります。
ここから“逆転”できるのか?
今季のフェルスタッペン選手は、数字だけを見ると苦しい状況が続いている印象があります。
連続王者としての勢いが少し落ち込んでいるものの、ラスベガスのような低ダウンフォース型サーキットでは勝利可能性は十分あるようにも感じています。
一方で、ライバルチームの成長が著しく、特にマクラーレン勢を倒すには攻めの戦略が必須です。ミスが許されない緊張感の中での戦いになるでしょう。
個人的には、このレースがフェルスタッペン選手にとってシーズンの流れを一気に変えるターニングポイントになるのではないかと期待しています。
チームメイト=角田裕毅選手の善戦も
角田裕毅選手は2025年シーズンでも安定したレース運びを見せており、ラスベガスGPでも存在感を示していました。
直近数戦では予選・決勝ともに上位争いへ食い込むケースが増えており、チームのマシン開発と自身の成長が噛み合ってきた印象があります。
特に中高速コーナー区間での強さや、レース中盤のタイヤマネジメントの上達がデータからも見て取れ、ポイント獲得の確率は昨年比で約15〜20%向上していると言われています。
また、ラスベガスの低温コンディションでもタイヤの暖め方が非常に安定しており、レース序盤のポジション取りで有利に働く場面が多く見られました。
現在のチーム状況では、表彰台争いに食い込むにはまだ一歩足りない部分もありますが、マシン特性の改善が徐々に進んでいることから後半戦に向けてさらなる躍進が期待できます。
角田選手自身もレースごとに冷静さとアグレッシブさのバランスを磨いており、トップチームと戦える機会が着実に増えてきています。
個人的には、ここからの数戦で“勝負強さ”を見せる展開があるのではないかと見ています。
勢いをつかんだ角田選手が、フェルスタッペン選手ともども日本のファンをさらに熱くしてくれることを期待したいです。
出典:DAZN Japan
まとめ
F1ラスベガスGP2025は、マックス・フェルスタッペン選手にとって、チャンピオン争いに望みをつなぐ大事な一戦になります。
低ダウンフォースの高速市街地コースという特殊条件、冷え込みによるタイヤ難、そして大きく開いたポイント差。
逆転優勝の可能性はまだ絶たれていないとはいえ、確率的にほとんどゼロに近い状況。
フェルスタッペン選手がどのような走りで勝負を挑むのか、またチームメイト角田選手がどんなアシストを見せるのか、今後のレース展開も合わせて注目していきたいところです。
【参考リンク】
- https://formula1-data.com/race/las-vegas
- https://english.mathrubhumi.com/sports/other-sports/f1-las-vegas-gp-title-race-norris-piastri-cacjqq41
- https://www.gpblog.com/en/news/full-formula-1-results-from-las-vegas-grand-prix.html
※F1をテーマにした映画・ドキュメンタリーの総まとめリスト – 2025年最新版