Rocket|LA発・90年代グランジの再来?注目の4人組バンドを徹底紹介

SNOW

2025-11-25

データで見るRocketの“現在地”

  • 結成:2021年
  • デビューEP:『Versions of You』(2023年)
  • フルアルバム:『R Is for Rocket』(2025年10月3日)
  • 収録曲数:10曲(約38分)
  • レーベル:Transgressive
  • 主なスタジオ:64 Sound、Studio 606
  • 代表曲:「One Million」「Wide Awake」「Another Second Chance」

音楽メディアNMEでは星4つ、Pasteでは7.9と高評価を獲得。

「90年代ギター・ロックを現代に再構築したバンド」として、インディーシーンでの存在感を急速に高めています。


おすすめの楽しみ方

Rocketの音楽は、音源でもライブでも印象が大きく変わります。

まずはアルバム『R Is for Rocket』の1曲目から3曲目で全体の世界観を感じてみてください。

中盤の「One Million」ではバンドの核心的なグルーヴが伝わり、終盤の「Another Second Chance」で感情の余韻に包まれます。

その後にEP『Versions of You』を聴くと、初期の荒削りなエネルギーとの違いがより際立って面白いです。


ライブでの魅力

Rocketのライブは、音量だけでなく“構成の緩急”で観客を引き込みます。

激しいナンバーでは会場全体を震わせ、静かな曲では一瞬で空気を変える。

ギターの中域を生かしたミックスで、小さな会場でもしっかり抜けるサウンドを作っています。

2025年秋以降はヨーロッパ・イギリスでのツアーが予定されており、グローバル展開の第一歩を踏み出しています。


未来に向けたReboot?

Rocket の音楽を聴いてまず感じるのは、“懐かしさ”と“瑞々しさ”が同居していることです。

過去の模倣ではなく、彼らなりの視点でロックを再構築している点に強い魅力を感じます。

アルバム『R Is for Rocket』の轟音ギターには、90年代バンドへの敬意と、次の世代へ渡すバトンのような意思が宿っています。

一方で、メンバーのインタビューからは「焦らず自分たちのペースでやる」という落ち着きも感じられます。

あえてペースを落とすことが、Rocket にとっての“充電期間”なのかもしれません。

これからのステージで、さらに進化した姿を見せてくれることを期待しています。


出典:Rocket

まとめ

Rocket は2021年にロサンゼルスで結成された4人組バンドで、幼なじみのメンバーによる強い結束が特徴です。

音楽スタイルは90年代グランジやシューゲイザーの影響を受けながらも、現代の感性を反映させた新しいロックを鳴らしています。

2025年10月のデビュー・アルバム『R Is for Rocket』によって、その世界観がさらに確立されました。

Rocket の“静かに燃えるロック”が、これからどんな景色を描くのか、その旅路を追いかけていきたいと思います。


引用元リンク:

Wet Leg – catch these fists – 英国のインディー系バンド