80歳で10kmマラソン=サブ60(60分以内で走る)を達成するためのトレーニング

SNOW

2025-12-05

ケガをしないための体づくり

80代で走り続けている方は、実はトレーニング以上に日々のケアを大切にしています。

特別なことをしなくても、片足立ちを30秒ずつ行い、軽いスクワットを10回ほどし、足首まわりを丁寧に動かして可動域を保つだけで、走りの安定感がぐっと変わります。

また、着地の衝撃を減らす工夫も効果的です。

足の中ほど(ミッドフット)で着地する意識を持つと、膝や腰への負担がかなり軽くなります。

シューズはクッション性を重視し、ほんの少し体を前に傾けて走るだけで、自然と前に進みやすくなります。


食事と回復の考え方

走力を伸ばすには、練習だけではなく、食事と休息が大きな役割を果たします。

80代では特にその影響が大きく、ここを整えるだけで走る時の感覚が驚くほど変わります。

1日に60〜70gほどのたんぱく質を目安に、魚や鶏肉、大豆製品などを中心に取り入れると良いです。

また、朝にコップ1杯の水を飲むだけでも体が目覚めやすくなり、運動中の水分補給も欠かせません。

高齢になると喉の渇きを感じにくくなるので、意識的にこまめな水分補給が必要です。

睡眠は7時間以上確保できると回復しやすく、夜遅い食事を控えると睡眠の質も上がります。


80歳でサブ60を目指す意味

80歳で10kmを60分以内に走るというのは、単なる記録ではなく、その人の生き方がにじみ出る挑戦だと思います。

速く走ることそのものよりも、日々の積み重ねを欠かさずに続けていく姿勢に、大きな力が宿ります。

若い頃とは違う体と向き合いながら、少しずつ自分なりのペースで前に進んでいく。

その姿には、タイム以上の価値がありますし、周囲の人にも勇気を与えてくれます。


出典:The Asahi Shimbun Company

まとめ

80歳でサブ60を目指すのは高い目標ですが、達成している方がいる以上、不可能ではありません。

健康状態を確認しながら、無理のない練習を週3〜4日続けていくことで、走力は確実に伸びていきます。

ケガの予防と回復も大切で、栄養と睡眠が走る力をしっかり支えてくれます。

何よりも価値があるのは、年齢に関係なく前に進み続けようとするその姿勢です。


参考リンク

https://www.runnersworld.com/
https://www.jstage.jst.go.jp/
https://www.sponichi.co.jp/
https://www.marathon-guide.com/
https://www.healthline.com/

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