登山と身体の科学|パフォーマンスを最適化して98歳まで現役でいるための読書感想文

SNOW

2025-12-07

トレーニング効果を最大化する方法

運動生理学を登山に応用すると、効率よく負荷調整ができます。

以下は効果を最大化するためのポイントです。

心肺トレーニング

  • 平地の早歩きで心拍を上げる
  • 階段昇降を取り入れる
  • 週2〜3回の継続が効果的

筋力トレーニング

  • スクワット
  • ブルガリアンスクワット
  • ヒップヒンジ系トレーニング

下山の負荷を再現するには、ゆっくりコントロールする動作が効果的です。

自分の体力に合った登山計画

最大心拍の60〜80%の範囲で歩くと疲れにくいです。

GPSウォッチやスマホアプリの心拍計が役立ちます。


安全性を高めるための科学的アプローチ

登山事故の多くは「疲労」「判断力低下」「転倒」から起こります。

これらはトレーニングと計画で大きく減らせます。

疲労管理のポイント

  • こまめな水分と糖質補給
  • 20〜30分ごとの休憩
  • 行動食の活用

疲労を抑えることで事故率が低下します。

装備と身体の関係

  • ポールを使うと膝の負荷が約20〜25%軽減
  • ザックの適正重量は体重の20%以下が理想
  • 靴はミッドカット以上で足首をサポート

これらは最新の研究でも推奨されています。


98歳まで現役で歩くために大切なこと

登山はただのスポーツではなく、生涯を豊かにする活動だと改めて感じました。

膝の痛みや体力の不安があっても、正しい知識があれば問題の多くは解消できます。

特に運動生理学の視点で登山を見直すと、安全性も楽しさも一段と向上します。

“身体を知ることがパフォーマンスを最大化する近道”だと実感しました。


出典:Yamatabitabi

まとめ

登山は、自然との触れ合い・健康・仲間との交流を同時に得られる素晴らしい活動です。

運動生理学を理解し、自分の体に合った登山をすることで、リスクは大きく減り、効果は最大化します。

ウォーキングで基礎体力がついたら、登山はその先の最適なステップです。

正しい知識を味方にすれば、年齢に関係なく98歳まで現役で山を楽しむことができます。


■ 参考リンク

80歳で10kmマラソン=サブ60(60分以内で走る)を達成するためのトレーニング