人生を壊す人と人生を築ける人の違いは、見た目や成功ではなく思考の癖や習慣にあります。
この記事では、人生を壊す人の共通点を整理して、そこから抜け出して最高の人生を再構築する具体的方法をご紹介します。
年齢や過去に関係なく今日から使える内容です。
過去に挫折した人もこれから生き直したい人も、立ち戻るための地図として読んでいただけたら嬉しいです。
Contents
自分で人生を壊す人の特徴と盲点
人生を大きな塊で捉えて動けなくなる
「転職しなきゃ」「人生を変えなきゃ」と思っても、具体的に何から始めればよいかわからず、数日や数週間が過ぎてしまうことがあります。
本当に大事なことほど後回しにしてしまい、気づけば時間だけが過ぎているのです。
これはやる気の問題ではなく、タスクを小さく分解していないことが原因と考えられます。
人生を一気に変えようとすると心理的な負担が大きくなり、最初の一歩を踏み出せなくなるのです。
他者依存や承認を求めすぎる傾向
「褒められたい」「認められたい」という気持ちが強いと、他人の評価次第で行動が変わってしまいます。
承認されると一瞬安心しますが、それは揮発性が高く、すぐにまた新しい評価を求めてしまいます。
特に見た目や若さで評価されてきた人は、承認への依存が強くなりやすく、外見が変化したり年齢を重ねたりしたときに、自分の価値が消えたように感じてしまうことがあります。
完璧な計画や理想像を先に求めすぎる
「人生の全体像を描かないと動けない」「完璧な計画がないと始められない」
こうした考え方は、行動を阻む原因になります。
理想と現実の差を痛感するたびに心が折れ、最初の一歩を踏み出せないという状態になりやすいのです。
周囲に“安易な逃げ道”や誘惑が存在する
承認や快楽、簡単な仕事などの誘惑が近くにあると、そちらへ流されやすくなります。
特に若い頃から賞賛を受けてきた人は、それが当たり前と感じるため、承認が失われた際の喪失感が大きくなります。
その結果、自分を支える力や人生を設計する力が育ちにくくなってしまうのです。
未来を想像したり自分を律したりする力が弱い
過去に依存したり、他人の評価で生きていた人は、自分で未来を設計する習慣が育っていません。
自己統治力や地に足をつけて考える力が弱く、浮き沈みの激しい人生になりがちです。
何歳からでもできる最高の人生を構築する方法
小さな一歩を分解して着実に動く
やるべきことを小さなタスクに分解します。
たとえば「勉強する」ではなく「教科書を開く」「15分だけ読む」「メモを一行書く」など、負担の少ない形に細かく分けていきます。
大きな目標は、圧倒される感じになって動きづらくなるため、まずやるというハードルを下げることが重要です。
小さな成功体験の積み重ねが、自己肯定感と行動の習慣を育ててくれます。
他人の評価ではなく自分の価値を定義する
他人の賞賛や評価は揮発性が高く、それだけを軸にして生きると不安定になるので、自分が大切にしたいことや、後悔しない価値観を言語化して、それを軸に行動していくことが必要です。
たとえば「人との時間を大事にする」「健康を守る」「学びを継続する」など、小さくても自分のルールを決めていきます。
僕も社会人なりたてのころに「あの人だったらどう考えるだろう」と想像しなさいと教えられましたが、それはその場での落ち着きにはつながるかもしれませんが、長期的に見ると間違った考え方です。
完璧を求めず今日できることから始める
長期計画だけに縛られず、日々のルーティンや習慣を整えることが役立ちます。
完璧さを目指すより、まずやってみる姿勢が、行動の流れを作り出します。
いま風な言い方をすると「ドーパミンは行動のあとからついてくる」ということです。
まずはスモールスタートから始めることが、多くの物事に対して効力を発揮します。
自分の歴史や背景を見つめ直す
過去の経験や育った環境から、思考の癖や弱点を振り返ってみます。
自分がどこから来たのかを認識することで、なぜ今の状態になっているのか、何を守るべきかが見えてきます。
これによって、流される人生ではなく、選ぶ人生にシフトできるのです。
継続と改善をセットにする習慣を作る
誰かに依存せず、自分で自分を律するための小さなルールを設定します。
さらに、週一回や月一回など、振り返る時間を設けて、現状と課題と改善を整理し、新しい行動につなげます。
このサイクルを回せば、どんな年齢からでも再出発が可能です。
出典:フェルミ漫画大学