「10年後にはなくなる」と10年前に言われていた職業がいま実際どうなっているか確認する企画

SNOW

2026-01-14

逆に「消えなかった」職業の共通点

10年前に危ないと言われても、案外しぶとい職業には共通点があります。

ひとことで言うと「現場の例外が多い」か「責任の所在が重い」です。

  • 人の状況で対応が変わる仕事。
  • その場の判断が必要で、間違えると損害が大きい仕事。
  • 対人の安心感や信頼が価値になる仕事。

タクシーや介護、医療の一部、営業の一部が残りやすいのはこの理由です。


2026年時点で見えてきた“現実的な言い方”

いまの肌感としては、「職業がなくなる」というより「仕事が分解されて、機械に渡せる部分だけ渡る」が現実に近いです。

OECDの見立てがまさにそれで、「消える仕事」より「変わる仕事」が大きいとされています。

WEFも、レジ・データ入力・銀行窓口などの“減りやすい職”を挙げつつ、同時にスキルの作り替えを前提に語っています。

なので個人の戦略としては、職業名で怖がるよりも、自分の仕事をタスクに分解するのが効きます。

「自動化できる作業」と「自分が持つべき判断」を切り分ける感じです。


予言を当てるより、仕事内容の棚卸しが効く

この手の話って、当てるゲームとして見ると振り回されやすいです。

でも棚卸しの材料として使うと、けっこう強いと思っています。

「自分の仕事のうち、機械に渡してもいい部分はどこか」を見つけられるからです。

そこで浮いた時間を、調整、説明、設計、品質、改善みたいな“残り続ける要素”に寄せられます。

10年前の予言は雑でも、棚卸しのきっかけとしてはちゃんと使えます。


出典:2030年の未来予測@広島弁フューチャリスト友村晋

まとめ

10年前に「10年後にはなくなる」と言われた職業は、いくつも“変化”しました。

ただし多くは消滅ではなく、仕事の中心が「定型作業」から「例外対応・判断・対人」へ移動した形です。

数字で見ると、キャッシュレスの普及や、世界的な職種需要の見立てでも、その方向性は裏づけられます。

不安になったときは、職業名ではなくタスクで分解して、自分の価値の置き場所を少しずつ変えるのが一番現実的です。


引用・参考

  • 日本のキャッシュレス決済比率(2024年:42.8%など)
  • OECD Employment Outlook 2019(自動化で「消える可能性14%」「大きく変わる可能性32%」など)
  • World Economic Forum Future of Jobs Report 2023(レジ・データ入力・事務系が減る見込みなど)
  • World Economic Forum Future of Jobs Report 2025(減少しやすい職種の整理など)
  • Frey & Osborne(自動化リスク推計が広く引用された研究)
  • MUFG統合報告書(店舗数の記載例)

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