逆に「消えなかった」職業の共通点
10年前に危ないと言われても、案外しぶとい職業には共通点があります。
ひとことで言うと「現場の例外が多い」か「責任の所在が重い」です。
- 人の状況で対応が変わる仕事。
- その場の判断が必要で、間違えると損害が大きい仕事。
- 対人の安心感や信頼が価値になる仕事。
タクシーや介護、医療の一部、営業の一部が残りやすいのはこの理由です。
2026年時点で見えてきた“現実的な言い方”
いまの肌感としては、「職業がなくなる」というより「仕事が分解されて、機械に渡せる部分だけ渡る」が現実に近いです。
OECDの見立てがまさにそれで、「消える仕事」より「変わる仕事」が大きいとされています。
WEFも、レジ・データ入力・銀行窓口などの“減りやすい職”を挙げつつ、同時にスキルの作り替えを前提に語っています。
なので個人の戦略としては、職業名で怖がるよりも、自分の仕事をタスクに分解するのが効きます。
「自動化できる作業」と「自分が持つべき判断」を切り分ける感じです。
予言を当てるより、仕事内容の棚卸しが効く
この手の話って、当てるゲームとして見ると振り回されやすいです。
でも棚卸しの材料として使うと、けっこう強いと思っています。
「自分の仕事のうち、機械に渡してもいい部分はどこか」を見つけられるからです。
そこで浮いた時間を、調整、説明、設計、品質、改善みたいな“残り続ける要素”に寄せられます。
10年前の予言は雑でも、棚卸しのきっかけとしてはちゃんと使えます。
出典:2030年の未来予測@広島弁フューチャリスト友村晋
まとめ
10年前に「10年後にはなくなる」と言われた職業は、いくつも“変化”しました。
ただし多くは消滅ではなく、仕事の中心が「定型作業」から「例外対応・判断・対人」へ移動した形です。
数字で見ると、キャッシュレスの普及や、世界的な職種需要の見立てでも、その方向性は裏づけられます。
不安になったときは、職業名ではなくタスクで分解して、自分の価値の置き場所を少しずつ変えるのが一番現実的です。
引用・参考
- 日本のキャッシュレス決済比率(2024年:42.8%など)
- OECD Employment Outlook 2019(自動化で「消える可能性14%」「大きく変わる可能性32%」など)
- World Economic Forum Future of Jobs Report 2023(レジ・データ入力・事務系が減る見込みなど)
- World Economic Forum Future of Jobs Report 2025(減少しやすい職種の整理など)
- Frey & Osborne(自動化リスク推計が広く引用された研究)
- MUFG統合報告書(店舗数の記載例)
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