サム・アルトマン氏「AIと人間の教育にかかるコスト」を比較してまさかの大炎上

SNOW

2026-02-23

最近、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が語った発言が大きな議論を呼んでいます。

AIの電力消費批判に対し、「人間が賢くなるのにも20年分の食料とエネルギーがかかっている」と比較したことが発端です。

技術的にはエネルギー効率の話ですが、多くの人がそこに倫理的な違和感を覚えました。

この記事では、その炎上の背景と、エンジニアとしてどう受け止めるべきかを整理していきます。

サム・アルトマン氏の発言とは

インドでのインタビューにおいて、アルトマン氏はAIの電力消費について問われました。

その際、「人間が知能を獲得するまでにかかるエネルギーも相当なものだ」という趣旨の発言をしています。

人間が20年間成長する過程を、知能獲得のための投資コストとして表現した点が特徴です。

AIの1クエリあたりの消費エネルギーと、人間が同じ問いに答えるための脳活動を比較する構図でした。

意図としては「AIの電力だけを切り取って批判するのは公平ではない」という主張ですが、表現のインパクトが非常に強かったのです。


SNSでの反応

この発言は、すぐにSNSで拡散されました。

動画付き投稿は数百のいいねと多数のリポストを集め、炎上状態となりました。

主な批判は次の通りです。

  • 人間をコストで語るな
  • 人間の尊厳を軽視している
  • AI至上主義ではないか
  • 言い方が冷たすぎる

一方で、擁護の声もあります。

  • エネルギー比較のフレームを提示しただけ
  • 人間の価値を否定しているわけではない
  • メディア向けの強いレトリックだ

この対立構図自体が、現在のAI議論の分断を象徴しています。


効率主義への違和感

違和感の核心は「人間を演算装置のように扱った」点にあります。

人生20年を単なるエネルギー消費量として語るとき、そこからは感情や文化、関係性といった要素が抜け落ちます。

効率や能力を唯一の尺度にする姿勢が透けて見えると、多くの人が本能的に反発します。

能力主義が極端化すると、次のような懸念が生まれます。

  • AIに及ばない人間は価値が低いのか
  • 学習が遅い人はコストなのか
  • 生産性が低い存在は不要なのか

もちろんアルトマン氏がそれを明言したわけではありませんが、その発言の方向性に反応した人が多かったのは事実です。


出典:The WAVE TV【AIの独自解説チャンネル】