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ナリタブライアン VS ビワハヤヒデ
競馬ファンの間で長年語られているのが、兄弟対決です。
三冠馬の ナリタブライアン と、当時古馬最強と言われていた ビワハヤヒデ。
1994年は、まさに兄が古馬王者、弟が三冠馬という歴史的な構図でした。
多くのファンが「有馬記念でついに兄弟対決が見られるのでは」と期待していました。
しかし、兄ビワハヤヒデは 天皇賞(秋) で屈腱炎を発症し、そのまま引退。
夢の対決は実現しませんでした。
岡部幸雄が語った「衝撃の予想」
この兄弟対決について興味深い証言があります。
ビワハヤヒデの主戦騎手だった 岡部幸雄 が、後年のインタビューでこう語っています。
「おそらくブライアンより前にいると思う」
つまり、もしレースになればビワハヤヒデが前で競馬をする可能性が高いという見方でした。
展開を想像すると見えてくる構図
当時の脚質を考えると、かなり面白いレースになった可能性があります。
ビワハヤヒデは先行〜好位から押し切る安定型、ナリタブライアンは中団から長く脚を使う破壊力型。
つまりレースのイメージとしては兄が王者の競馬で前に立つ、弟が後ろから追い上げるという形です。
当時の完成度は兄の方が上だった
1994年春のビワハヤヒデは、ほぼ無敵と言われていました。
宝塚記念はレコード勝ちの時点で、多くの競馬ファンが「現役最強はビワハヤヒデ」と評価していました。
一方、ナリタブライアンはこの年に、皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制し三冠馬になります。
ただしクラシック世代であり、古馬の完成度にはまだ届いていない可能性もありました。
有馬記念なら日本競馬史最大の対決だった
もし兄が故障していなければ、1994年の 有馬記念 で、兄:古馬最強、弟:三冠馬という夢の対決が実現していた可能性があります。
これは日本競馬史でも最大級のマッチレースになっていたでしょう。
競馬史に残る「幻の対決」
結局、この兄弟対決は実現しませんでした。
今でも「もし走っていたらどちらが勝ったのか」という議論が巻き起こるような、そんな2頭だと思います。
この兄弟対決もまた、永遠に答えの出ない最大級の「幻のレース」として語り継がれているのです。
出典:カンテレ競馬【公式】