サーバとネットワークの設計と管理|基礎知識を身に着けてデキる感じのSEになろうとするブログ

SNOW

2026-04-13

サーバとネットワークの設計は、インフラSEの基礎でありながら差が出やすい領域です。

クラウドが主流になった今でも、設計思想と管理の考え方は本質的に変わっていません。

むしろ抽象度が上がった分、基礎を理解している人の価値が上がっています。

本記事では、現場感のある設計・管理のポイントを整理していきます。

サーバ設計の基本思想

可用性と冗長化

サーバ設計で最初に考えるべきは「止まらない仕組み」です。

一般的に業務システムでは99.9%以上の稼働率が求められます。

これは年間約8時間以内の停止に抑える必要があるという意味で、冗長構成はほぼ必須です。

  • Active-Standby構成
  • Active-Active構成
  • クラスタリング

クラウドではマルチAZ構成が基本になっています。

スケーラビリティ

ユーザー数や負荷に応じて拡張できるかも重要です。

最近では縦方向(スケールアップ)よりも横方向(スケールアウト)が主流です。

例えば、Webサーバを複数台並べてロードバランサで振り分ける構成です。


ネットワーク設計の基礎

レイヤ構造の理解

ネットワーク設計ではOSI参照モデルの理解が前提になります。

特に意識すべきは以下です。

  • L2(スイッチング)
  • L3(ルーティング)
  • L4(ポート制御)

例えば、VLANはL2の概念であり、セグメント分離に使われます。

IPアドレス設計

IP設計は地味ですが後から効いてきます。

例えば、/24(256アドレス)単位で区切るのが一般的です。

  • 業務系ネットワーク
  • 管理用ネットワーク
  • 外部公開用ネットワーク

用途ごとに分離することで、トラブル時の切り分けが楽になります。


セキュリティ設計の基本

境界防御から多層防御へ

昔はファイアウォールで守ればOKという考え方でした。

現在はゼロトラストの考え方が主流です。

つまり「内部も信用しない」です。

  • 認証の強化(MFA)
  • 通信の暗号化(TLS)
  • アクセス制御の細分化

これらを組み合わせて守ります。

ログと監視

実務では「検知できるか」が重要です。

平均検知時間(MTTD)を短くすることが評価されます。

  • アクセスログ
  • システムログ
  • ネットワークログ

最近はSIEMで一元管理するケースが増えています。


出典:SAMURAI ENGINEER [侍エンジニア]