研究から見る「抱え込みすぎ」のリスク
職業ストレス研究では、要求度が高く裁量が低い環境ほど負荷が高まりやすいとされています。
これはKarasekのJob Demand-Control Modelとして広く知られています。
仕事量が多くても、自分で調整できる余地があれば耐えやすいです。
逆に、裁量ゼロで責任だけ重い状態はかなり厳しいです。
つまり「責任を持て」だけでは不十分です。
権限・情報・時間が伴っているかも同時に見る必要があります。
実務で使える見極め方
迷ったときは、次の3つで判断すると整理しやすいです。
かなり実用的な基準です。
自分で変えられるか
行動によって改善可能なら、主体的に取り組む価値があります。
変えられないなら、抱え込みすぎ注意です。
継続的に再現できるか
気合いで一度できても、毎週続かないなら仕組みの問題です。
単発成功と恒常運用は別物です。
責任と権限が釣り合っているか
決定権ゼロなのに責任100%ならアンバランスです。
この感覚はかなり大事です。
所感
当事者意識は、量よりも向け先が重要だと思います。
何にでも100%向ける姿勢は、一見立派でも長続きしません。
むしろ、自分が動ける場所に集中する人のほうが安定して成果を出します。
現実的で、周囲にも貢献しやすいです。
「これは自分の仕事」「これは構造課題」と分けて考える冷静さは、もっと評価されてよいと感じます。
出典:エンジニア爆速成長チャンネル
まとめ
当事者意識は強ければ強いほど良い、という単純なものではありません。
向ける対象を間違えると、責任感がそのまま負担になります。
品質、報連相、学習にはしっかり責任を持ち、他人の機嫌、人手不足、経営判断までは背負いすぎない。
この線引きができると、働き方はかなり楽になります。
真面目さを守るためにも、責任の置き場所を選ぶことが大切です。
引用・参考
- American Psychological Association(ストレスとコントロール感に関する資料)
- Karasek, R. A. Job Demand-Control Model(職業ストレス研究)
- WHO(労働とメンタルヘルス関連資料)
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