忙しい日々のなかで、人との関わりに疲れてしまうことってありますよね。
とくに家族や職場など、長期的に続くような、逃げられないような関係は超大事です。
関わる全ての人と、どう付き合っていくかがカギになります。
この記事では、最新の人間関係の研究をもとに「疲れにくい関係の作り方」をわかりやすくご紹介します。
1. 疲れやすい関係のパターンって？
最近の研究では、感情を上手にコントロールできない人ほど、パートナーとの関係に疲れてしまいやすいことが分かってきました。
たとえば、トルコの研究チームが行った調査では、感情コントロールの苦手さと「配偶者との関係疲れ」にしっかりと関連があることが明らかになっています。
特に、子どもがいる家庭ではその傾向が強いようです。
また、仕事の現場でも「人間関係の疲れ」が大きなストレスの原因になっています。
中国・深圳で行われた調査では、感情的にひきずってしまうタイプの人が、仕事での疲労感を強く感じやすいことが示されました。
さらに、アスリートを対象とした調査では、「信頼関係を大切にしよう」「ポジティブな関係を保とう」といった日々の行動が、燃え尽き防止につながることが分かっています。
2. 疲れにくい関係をつくるための３つの工夫
感情と本音を大切にする
まず大事なのは、自分の感情をコントロールする力と、正直に気持ちを伝える勇気です。
無理にポジティブでいようとするよりも、「今、ちょっとしんどい」と言える関係が、実は疲れにくいんです。
おたがいの期待をすり合わせる
「もっとこうしてほしかった」「なんで分かってくれないの？」──こんなすれ違いを減らすには、日頃からお互いの考えや期待をしっかり話しておくことが大切です。
言葉にして共有するだけで、誤解はずいぶん減ります。
タスクや時間の境界線をはっきりさせる
仕事や家庭での「やること」が多すぎると、心も身体もパンクします。
だからこそ、「今は休む時間」「ここからは話さない時間」など、境界線をあえてつくる工夫が必要です。
感情的に引きずらないように、自分の中でも区切りを意識しておくと楽になります。
3. 無理なく続けられる関係のためにできること
自分を大事にする時間をつくる
忙しいと、自分を後回しにしがち。でも、リラックスできる時間があると、それだけで関係の疲れもやわらぎます。
運動でも趣味でも、ちょっとした息抜きがとても大切です。
組織や周囲のサポートを活用する
関係づくりは個人の力だけじゃありません。
職場や学校、地域など、周りのサポートをうまく使うことで、ひとりで抱え込まずに済むこともあります。
小さな「気づき」を見逃さない
ちょっとしたイライラや、会いたくない気持ち──そんな小さなサインは、疲れてきた証拠かもしれません。
無理せず、その気持ちに気づいたときに少し立ち止まってみるだけでも違います。
出典：メンタリストDaigo
まとめ
人との関係は、大事だからこそ疲れることもあるもの。
でも、感情や本音を大切にしたり、ちょっとした工夫で境界線を引いたり、自分のペースを大事にすることで、「疲れにくい関係」はちゃんと作れます。
2025年の今こそ、人とのつながり方を見直してみるチャンスかもしれません。
日々の中で、できるところから試してみてくださいね。