インターネットを使って、自宅にいながら大学レベルの講義を受けられる時代が来ています。
その中でも注目を集めているのが、日本発の無料オンライン講座「gacco(ガッコ)」です。
京大や早大をはじめとした名門大学の監修による講座も多く、学び直しを志す社会人にとって心強い存在です。
本記事では、gaccoの特徴や活用方法、他サービスとの違いについて深掘りしていきます。
1.gaccoとは何か?その仕組みと目的
gaccoはNTTナレッジ・スクウェアが提供する、日本最大級の無料オンライン講座プラットフォームです。
MOOC(Massive Open Online Course)の日本版といえるもので、2014年にスタートしました。
特徴的なのは、日本語で提供されており、しかも「無料」である点です。
受講者は登録さえすれば、京大、東大、早大、慶大といったトップ大学の教授陣による講義動画を視聴できます。
講座内容は、人工知能、ビジネス、歴史、法学など多岐にわたります。
1講座あたりおよそ3〜5週間で完結し、週に1〜2時間の学習で修了できる設計となっています。
修了すると「修了証」も発行され、学びの成果を目に見える形で記録することができます。
gaccoは、単なる学習支援ではなく、「誰もが学び続ける社会のインフラ」としての役割も担っています。
これまでに100万人以上の登録者が利用し、のべ200万人以上が講座を受講してきた実績があります。
出典:gacco公式チャンネル
2.gaccoで学ぶメリットと実際の利用シーン
gaccoの最大の魅力は、「質の高い講義を無料で受けられること」です。
通常、大学の講義は入学して学費を払わなければ受けられませんが、gaccoではそれが不要です。
たとえば「人工知能入門」講座では、国立情報学研究所の教授がわかりやすく基礎から解説。
「宇宙生命科学」ではJAXAや大学の連携講座が公開され、宇宙探査の最前線を知ることができます。
実際の受講者の中には、会社員のリスキリング、退職後の学び直し、受験生の補完学習、教員の研修など多様な背景があります。
中高生が興味のある分野を探る目的でも活用されており、年代を問わない柔軟な学習が可能です。
また、講義にはクイズやディスカッションも含まれ、受け身にならずに学びを深める工夫もあります。
質問はフォーラムで投稿でき、他の受講者との交流や助け合いもgaccoの特徴のひとつです。
※僕は統計はあまり信用しちゃいけないみたいな話を勉強しています。目からウロコです。