最近、サッカー界で「Kings League」という新しい動きが話題になっています。
スペイン発祥のこの7人制サッカーリーグは、あっという間に世界各地に広がり始めました。
2024年にはイタリア版の「Kings League Italy」が始動し、注目度が急上昇。
一体なぜこんなにも熱狂が生まれているのか?その理由を探ってみましょう。
1.Kings Leagueとは何か?スペイン発の“サッカー革命”
Kings Leagueは2022年にスペインでスタートした7人制サッカーリーグです。
FCバルセロナのレジェンド、ジェラール・ピケが中心となり、人気ストリーマーや元プロ選手がチームオーナーとして参加。
TikTokやYouTubeなどSNSを駆使した仕掛けが功を奏し、若年層を中心に支持が急増しました。
特徴的なのは「毎週1試合」「フィールドにカードシステムあり」「監督交代自由」など、既存のルールにとらわれない大胆なフォーマット。
スタジアムではなく特設アリーナでの開催、そしてバラエティ番組のような実況と編集。これらが“スポーツ×エンタメ”の融合として受け入れられました。
2023年末にはメキシコ版「Kings League Americas」が始動し、ついに2024年にはイタリアへと拡大。
新しいサッカーの形が、ヨーロッパ中に浸透しつつあります。
2.Kings League Italyの現状と注目チーム
2024年10月に開幕したKings League Italyは、ミラノを拠点にしたスタジオ型リーグ。
初年度から大手スポーツメディアやインフルエンサーが関わり、SNS総フォロワー数は500万人を突破。
イタリアでは従来からカルチョ文化が根強い一方で、若者離れも問題視されていました。
そんな中、Kings League Italyはまさに“サッカー再発見”として注目されました。
現在の人気チームは「Nazionale 7」(元代表選手が複数在籍)、「Influencer United」(登録メンバーの半数以上がTikTokフォロワー10万人以上)など。
ユニフォームや入場演出にもこだわり、まるでプロレスのようなエンタメ性。
試合は週末に集中開催され、TwitchとYouTubeのライブ配信では毎試合10万再生以上。
リアルとデジタルを行き来するような「スポーツ体験」が、今の時代にフィットしています。