地元か地元に近いチームを応援したくなる、夏の甲子園。
しかし予選の地方大会だけでも、ドラマは毎日のように生まれていました。
もし「どこを応援しようかな……」と迷っているなら、まずは“予選のヒーローたち”を知るところから。
名前を覚えておけば、本大会で何倍も楽しめます。
1.一振りで流れを変えた選手
阿部葉太(横浜・外野手/主将)
神奈川準々決勝、9回2死から右中間へ逆転サヨナラ二塁打。
主将の一打でアルプスを総立ちにし、「やっぱり高校野球は最後まで分からない」を体現しました。
打率.486と勝負強さも際立ちます。
田西称(小松大谷・三塁手)
石川準決勝、初回に場外2ランで先制。
さらに三塁打を含む3安打4打点と暴れ、“北陸のスラッガー”の名を全国区へ押し上げました。
高校通算25本塁打を更新。
川上琉人(富山北部・二塁手)
富山準々決勝、スクイズ失敗かと思われたタイミングで三塁からホームに突入。
捕手のタッチをかわす“神走塁”で決勝点を奪取し、スタンドの空気を一変させました。
俊足と判断力が光る2年生です。
2.マウンドを支配した絶対的エース
石垣元気(健大高崎・右腕)
群馬大会で150km/h超を連発し、延長タイブレーク決勝でも最速155km/h。
4試合連続完封リレーの中心となり、県内公式戦30連勝を引き寄せました。
宮口龍斗(智辯和歌山・右腕)
背番号11ながら決勝で公式戦初完封。
被安打4、無四球の快投で「絶対に横浜に勝つ」と吠える姿が話題に。
最速152km/hの伸びある直球が本大会でも要注目です。
江藤蓮(未来富山・左腕)
創部8年目の通信制校を初甲子園へ。
“145km/h左腕”が決勝まで3試合連続完投、準決勝では13奪三振。
小さな学校の“大きな柱”として拍手を集めました。
吉田大輝(金足農・右腕)
秋田決勝を延長10回128球で完投し、サヨナラスクイズを呼び込む粘投。
兄・輝星の背中を追いかけ「2年連続で“金農旋風”」を掲げる姿に県民が湧きました。
3.意外性と共に全国区になった新星
織田翔希(横浜・2年生右腕)
神奈川5回戦で1安打完封12奪三振。
最速152km/hに加え、自ら先制二塁打も放つ“二刀流”。
センバツ王者の新エース候補として名前を売りました。
高部陸(聖隷クリストファー・2年生左腕)
静岡準決勝で6者連続三振を含む4回完全救援。
準々決勝でもピンチを凌ぎ、2年生ながら県王者をけん引。
「次世代トップ左腕」と評されています。
道本想(星稜・右腕)
体調不良を押して準々決勝に緊急登板。
自己最速149km/hでリリーフし仲間の窮地を救いました。
「背中で引っ張る」エース像を示し、観客も握り拳。
まとめ
地方大会だけで、これだけ多彩なヒーローが誕生しています。
劇的な一打、魂を削る完投、チームを救う好守や走塁。
どこを応援するか決まっていなくても、「この名前だけは覚えておこう」と感じた選手がいたはず。
甲子園本番で、あなたが偶然テレビをつけた瞬間――きっと再び彼らが画面を沸かせてくれます。
「次に心を動かすのは誰?」
そう問いかけながら、今年の夏も一緒に楽しみましょう。