柔らかな朝の光が森の奥まで届き、鳥の声が静かに響く。
その中で、どこからともなく漂ってくる不思議な歌声。
耳を澄ませた瞬間、それがノルウェーの歌姫AURORAだと気づく。
『アナと雪の女王2』で世界を魅了したあの声が、目の前に広がっていた。
1. AURORAってどんな人?
AURORAは1996年生まれ、ノルウェー出身のシンガーソングライター。
10代から作詞作曲を始め、2016年に発表した1stアルバム『All My Demons Greeting Me as a Friend』が本国でチャート1位を記録し、イギリスでもシルバー認定を獲得。
そして2019年、『アナ雪2』の主題歌「Into the Unknown」で精霊の声を担当。
一度聴けば忘れられない透明感と力強さをあわせ持つ歌声で、物語の世界観を一層引き立てた。
2. 最近の活動と進化
2024年6月には、5枚目となるアルバム『What Happened to the Heart?』をリリース。
インディーポップ、ディスコ、フォークをミックスした新しいサウンドで、ノルウェーやUKを含む複数の国でチャートTOP10入りを果たした。
2025年3月には過去曲「Through the Eyes of a Child」がNetflixドラマに起用され、再び注目を集める。
さらに4月には新曲「The Flood」を発表。心の葛藤やプレッシャーを描いた歌詞と壮大なアレンジが話題になり、ウェンブリーアリーナなどの追加公演も決定した。
デビュー曲「Runaway」の10周年を記念したドキュメンタリーも制作され、ファンにとって節目の年となっている。
出典:Marcin Wieczorkowski