夏のニューヨーク。
熱気と歓声に包まれて、全米オープン2025が幕を開けました。
観客は世界中から集まり、アーサー・アッシュ・スタジアムは毎試合ごとにドラマを生んでいます。
そんな大会も、まずは1回戦が終わり、主力選手たちの調子が浮かび上がってきました。
1.男子シングルスの主力と序盤の波乱
男子の注目はやはりシナー。
第1シードとして臨んだ彼は、初戦を6-1、6-1、6-2で圧倒し、危なげなく2回戦へ進みました。
世界ランク1位としての存在感をしっかりと見せつけています。
アルカラスも6-4、7-5、6-4のストレート勝ちで順当に勝ち上がり、力強さと安定感を示しました。
ズベレフやドレイパーといった上位シード勢も全員が突破し、ここまで大きな崩れはありません。
一方でメドベージェフが初戦敗退という波乱も。
過去に全米を制した実績を持つだけに、この早すぎる敗退は会場に驚きの声が響きました。
やはりグランドスラムは何が起きても不思議ではない、そんな空気が漂います。
2.女子シングルスの注目と期待
女子ではサバレンカが第1シードとして登場。
序盤は苦戦しましたが、最終的には7-5、6-1で逆転し、強さを見せました。
シフィオンテクは6-1、6-2の圧勝。
昨年までの女王らしい風格を取り戻しつつあり、ここから本領を発揮しそうです。
そして地元アメリカのガウフ、フルセットまでもつれた試合を制して2回戦進出。
彼女の粘り強さと会場の一体感は、この大会の象徴のように感じられます。
大坂なおみも6-3、6-4で快勝。
産後復帰から着実に力を取り戻し、再び上位を狙える位置につけています。
観客の声援も大きく、彼女の存在感はやはり特別です。