レジ前で「この割引って本当にお得?」と迷ったことはありませんか。
あるいはローンの返済額を見て「思ったより長い…」と感じたこともあるかもしれません。
実はこうした日常の疑問には、ちょっとした数学が役立ちます。
数字の意味を理解できれば、暮らしの選択はもっとラクで安心になります。
1.割引とポイント計算のコツ
セールの「30%オフ+さらに5%還元」など、複雑な割引表示に出会うことは多いですよね。
実際は「30%オフした後に、残りの価格から5%還元」なので、合計で35%引きにはなりません。
例えば1万円の商品なら、30%オフで7,000円、そこから5%還元なので6,650円相当の支払いです。
このときの実質割引率は33.5%、数字を分解すると、本当のお得さが見えてきます。
あなたは普段、どこまで計算してから買い物していますか。
2.金利とローンの仕組み
マイホームや車のローン、クレジットの分割払い。
金利は「ちょっとの数字」に見えても、総額では大きな差になります。
たとえば300万円を年2%で10年間借りると、利息は約31万円。
年5%なら利息は約82万円に跳ね上がります。
数字を知らずに契約すると、この差に気づかないまま支払い続けることになります。
「利率が1%下がれば数十万円単位で得することもある」。
そう考えると、金利の小さな数字の大切さが実感できませんか。