AWSの認定資格と聞くと、なんとなく難しそうなイメージを持つ人も多いはずです。
でもその中で「クラウドプラクティショナー」は、いわばAWSの入門編のような立ち位置です。
エンジニアだけでなく営業やマーケティングなど非技術職にも広く開かれています。
まずは概要を知り、試験のポイントと学習方法を押さえてみましょう。
1.AWS認定クラウドプラクティショナー
クラウドプラクティショナーは、AWS認定の中でも「Foundational(基礎)」に分類される試験です。
最新バージョンは CLF-C02 で、試験時間は90分。
出題数は採点対象50問と採点外15問で、合格ラインは1000点中700点以上です。
試験範囲は大きく4つに分かれています。
クラウドの基本概念(24%)、セキュリティとコンプライアンス(30%)、AWSサービスの基礎(34%)、請求と価格モデル(12%)。
この配分を見ると、セキュリティや主要サービス理解が特に重視されていることがわかります。
有効期限は3年間で、日本語を含む複数言語で受験可能です。
テストセンター受験かオンライン監督方式を選べるため、ライフスタイルに合わせやすいのも特徴です。
2.出題のポイントと勉強のコツ
試験ではクラウドの価値をどう説明できるかが問われます。
たとえば「コスト削減」「スケーラビリティ」「アジリティ」といった言葉を聞いて、イメージがすぐ浮かぶかどうか。
AWSの強みはスピードと柔軟性ですが、それを正しく言語化できるかが重要です。
セキュリティ面では「責任共有モデル」が鉄板テーマです。
どこまでがAWS側の責任で、どこからが利用者の責任なのか。
IAMや暗号化、MFAといった機能も押さえるべきです。
サービスに関しては、EC2・S3・RDS・VPCなど定番の単語が頻出。
実際にAWSアカウントを作って触ってみると理解が一気に進みます。
机上の知識より、実体験を伴う方が記憶に残るのでおすすめです。