NBA河村勇輝選手 – の2025-26シーズン=ブルズのトレーニングキャンプロスターに

SNOW

2025-10-01


ジムに響くボールの音、汗ばむ空気、張りつめた視線。

ラスベガスのサマーリーグは、若手にとって夢をつかむ舞台だ。

その一角に、日本からやってきた小柄な司令塔が立っていた。

河村勇輝は今シーズン、ブルズのトレーニングキャンプロスター入りを決めた。

河村勇輝の現在地 – 数字が物語る実力

まずは客観的なデータから。

  • 身長/体重:5フィート8インチ(約173cm)、159ポンド(約72kg)
  • NBA(2024-25シーズン):22試合出場、平均4.2分、1.6得点、0.5リバウンド、0.9アシスト、FG36.7%、3P30.4%
  • Gリーグ(Memphis Hustle):平均31分、12.4得点、7.8アシスト、2.7リバウンド、1.1スティール
  • サマーリーグ:Jazz戦で20得点・10アシスト・4リバウンド・2スティール(27分出場、FG6/11、3P6/9)

NBAでの数字は控えめだが、Gリーグでは確かな実績を積み、サマーリーグでは一気に存在感を示した。

日本時代にはBリーグでMVPやアシスト王を獲得し、その能力はすでに証明済みだ。


ブルズとの接点:サマーリーグからキャンプへ

実戦でのアピール

2025年夏、ブルズのサマーリーグロスターに選出。

Jazz戦で20点10アシストと爆発し、公式サイトも「パッシングクリニック」と称賛した。

他の試合でも安定した司令塔ぶりを発揮し、評価を大きく高めた。

ロスターの中での立ち位置

  • ブルズの2025-26ロスターには、2Way契約で登録されている。
  • サマーリーグではMatas Buzelis、Wooga Poplarらと並び、同世代の中でも注目度が高い。
  • 英語や文化への適応努力も続けており、チームへの溶け込みに意欲的。
  • 組織内では「快適」と語り、居場所をつかみつつある。

強みと課題

パスセンスと外角シュート

  • コートビジョンの広さと的確なパスワーク。
  • サマーリーグでの3P成功率の高さ(Jazz戦で6/9)。
  • 守備ではハッスルを惜しまない姿勢。

小柄ながらも“使えるバックアップガード”として、ベンチから試合を落ち着かせる役割が期待される。

サイズと継続性

  • NBAレベルでは173cmというサイズがハンデ。
  • 接触の激しい場面でのフィジカル差。
  • サマーリーグでの爆発をシーズン中も継続できるか。
  • ガード陣の層が厚いブルズで居場所をつかめるか。

出典:NBA