ChatGPTを“サッカー勝敗予想AI”に変える禁断のプロンプト

SNOW

2025-10-15


広いスタジアムの照明が静かに落ちて、風がピッチを撫でる夜。

サポーターが係員の案内で席に着き、観戦モードに入る。

でもその裏で、あなたは手元のPCで「ChatGPTに勝敗を予想させるプロンプト」を練っている。

今ここに、観衆の喧騒とピッチの熱気の隙間を縫って、ChatGPTをサッカー勝敗予想AIに変える“禁断のプロンプト”を公開します。

なぜ“ChatGPT勝敗予想プロンプト”が面白いのか

ChatGPTは巨大な言語モデルで、過去のサッカー情報や統計、試合の流れをある程度“知って”います。

だから、うまくプロンプトを設計すれば、Pythonやモデル構築なしで“予想らしきもの”を出させられます。

既存の予想モデルよりも“根拠の説明”が得意なのも魅力です。

最近では、こうした応用を試みる動きも増えてきています。

そして、AI予想サイトでは“過去の対戦データ・選手データを分析してAIが勝敗を予想”という手法が使われています。

こうした流れを“手軽にChatGPTでできたら?”という切り口は、読者の興味を引きやすいです。


プロンプト設計のポイント

入力データを整える

  • チーム名/対戦カード
  • 直近5試合の成績(勝敗、得失点など)
  • 選手の怪我・出場停止情報
  • ホーム・アウェイ・天候などのコンテキスト
  • (もしあれば)オッズ情報

これらを“きれいに文章化”してプロンプトに含めます。

出力フォーマットを厳格に指定

曖昧な指示だとChatGPTは「何となく」答えてしまいます。

フォーマット例:

試合:〇〇 vs 〇〇  
勝敗予想:ホーム勝/引き分け/アウェイ勝  
予想スコア:a-b  
根拠:  
・チームAの攻撃力が高い理由  
・チームBの守備に不安がある理由  
総合確率(%):ホーム xx%、ドロー yy%、アウェイ zz%

こうした形を指示しないと、バラバラな回答が返ってきます。

高度化テクニック

  • 複数回生成させてアンサンブル的に平均化
  • 「司会」「専門家A/B」など複数役割を与えて議論形式で出力させる → 意図の補正を引き出す
  • 最新ニュース記事を入力文に貼って「怪我人」「監督交代」を反映
  • 「冷静に」「確率的に」など言葉で制約を与える

実例プロンプト(テンプレート)

以下はそのまま使えるテンプレート案です:

あなたはサッカー勝敗予想AIです。  
以下の情報をもとに、次の試合を予想してください。  

【入力情報】  
対戦:Aチーム vs Bチーム  
Aチームの直近5試合:○××○△(得失点)  
Bチームの直近5試合:×○△×○(得失点)  
Aチームの怪我・出場停止:選手X, 選手Y  
Bチームの怪我・出場停止:選手Z  
その他:ホーム/アウェイ、天候(雨/晴れ)、オッズ(任意)  

【出力フォーマット】  
試合:Aチーム vs Bチーム  
勝敗予想:〇〇  
予想スコア:a-b  
根拠:  
・ …  
・ …  
総合確率:Aチーム xx%、ドロー yy%、Bチーム zz%

このテンプレートを自分のリーグ・データに合わせて微調整すると、かなり使えるものになります。


出典:AIでサボろうチャンネル