自分は人よりもすごいと思うことの無常さ儚さについて諸説交えながら考察してみる企画

SNOW

2026-01-16

人は誰でも、ふとした瞬間に「自分は少しできる側かもしれない」と思うことがあります。

仕事や趣味、経験年数など、比較材料はいくらでもあります。

ただ、その感覚は長く続くものなのか、という疑問も同時に湧いてきます。

この記事では、「自分は人よりすごい」という感覚がなぜ儚いのかを、いくつかの視点から静かに考えてみます。

比較によって生まれる「すごさ」の正体

人が自分をすごいと思う瞬間の多くは、比較がきっかけです。

同じ職場、同じ年齢、同じ環境という限定条件の中で、相対的に上に見えたときに安心します。

内閣府の意識調査でも、日本人の約6割が「自分は平均的」と回答しています。

つまり、少し上に見えただけで「すごい側」に寄ってしまう構造があるのです。

限定条件が外れた瞬間に起きること

比較は、前提が変わると簡単に崩れます。

部署が変わる、環境が変わる、評価軸が変わるだけで立ち位置は動きます。

世界規模で見ると、日本で上位10%のスキルでも、グローバルでは平均以下になるケースもあります。

すごさは能力というより、場所依存であることが多いです。


成功体験がもたらす錯覚

成功体験は自信を生み、再現性のない偶然だった場合、錯覚に変わります。

心理学では「成功バイアス」と呼ばれ、成功した理由を自分の実力に寄せやすい傾向が知られています。

実際、ビジネス系の調査では、成功要因の約40%以上が運や環境だったと後から分析されるケースもあります。

再現できない成功がもたらす不安

同じ結果が出ないと、人は焦ります。

そこで「自分は本当はすごくないのでは」と揺れ始めます。

この揺れこそが、すごさの儚さを感じる瞬間です。

安定しない自信は、長く持ち続けるのが難しいです。


SNS時代に加速する優越感の消耗

SNSは他人の成果が可視化されやすい場所です。

フォロワー数、いいね数、実績報告が並びます。

総務省の調査では、20〜40代の約7割がSNSで他人と比較して疲れた経験があると答えています。

優越感は一瞬、消耗は長時間という構図になりやすいです。

優越感は「更新」が必要になる

一度得た優越感は、すぐに慣れます。

次はもっと上の証明が必要になってきて、競争になると満足できる瞬間は減っていきます。

すごいと思い続けること自体が、負荷になります。


年齢とともに変わる評価軸

若い頃は成長速度が評価されやすいです。

年齢を重ねると、安定性や再現性が重視されます。

厚生労働省の就労データでも、40代以降は「突出」より「信頼」が評価要因として上位に来ます。

この変化に気づかないと、過去の栄光にしがみつきやすくなります。

昔の自分と比較してしまう罠

他人ではなく、過去の自分と比べ始めることもあります。

これもまた苦しくなりやすい比較で、成長曲線は直線ではありません。

緩やかになるだけで、価値が消えたわけではないです。


出典:ガルchまとめちゃんねる