競馬中継を観ていて、ふと「ジョッキーって実際どのくらいのサイズ感なんだろう?」と気になったことはありませんか。
僕自身、身長が170cmほどあるのですが、トップジョッキーたちのプロフィールを改めて調べてみて、そのストイックすぎる数字に言葉を失いました。
今回は、華やかなレースの裏側にある「肉体の極限」について、ファン目線でじっくり掘り下げてみたいと思います。
最新のデータを紐解くと、そこには僕らの想像を絶するアスリートとしての執念が見えてきました。
驚愕の数値!トップジョッキーの体格データ
まずは、現在JRAで活躍しているトップジョッキーたちの具体的な数値を見てみましょう。
僕ら一般男性の感覚からすると、にわかには信じられないような「低体重」が並んでいます。
JRAの平均身長は約162.0cmと言われていますが、僕と同じ170cm台の騎手も意外といるんですよね。
ただ、問題はその体重で、170cmあって51kgというのは、一般的なBMIで考えると「痩せすぎ」を通り越した領域です。
| 順位 | 騎手名 | 身長 | 体重 | 特徴・スタイル |
| 1 | C.ルメール | 163.0cm | 53.0kg | 筋肉量が多く、パワーとバランスの天才。 |
| 2 | 戸崎 圭太 | 162.0cm | 50.0kg | 非常に安定した体格。地方出身の粘り強さ。 |
| 3 | 松山 弘平 | 165.0cm | 50.0kg | 標準的な体格で、騎乗フォームの美しさに定評。 |
| 4 | 横山 武史 | 162.0cm | 48.0kg | かなり絞り込んでおり、軽量馬にも対応可能。 |
| 5 | 坂井 瑠星 | 170.0cm | 51.0kg | 長身・長手足を活かした海外流のフォーム。 |
| 6 | 川田 将雅 | 159.0cm | 50.0kg | 小柄だが全身筋肉。ストイックさは現役随一。 |
| 7 | 丹内 祐次 | 161.0cm | 50.0kg | 質実剛健なスタイル。 |
| 8 | 岩田 望来 | 165.0cm | 51.0kg | 父・岩田康誠譲りの重心の低い騎乗。 |
| 9 | 佐々木 大輔 | 163.0cm | 48.0kg | 若手の注目株。軽量を活かした積極策が武器。 |
| 10 | 横山 和生 | 165.0cm | 50.0kg | 弟の武史よりやや大柄だが、追う力が強い。 |
| 11 | 高杉 吏麒 | 161.0cm | 46.0kg | 驚異の軽量。若手枠で斤量利を最大活用。 |
| 12 | 西村 淳也 | 164.0cm | 49.0kg | 軽めの体重設定で、騎乗依頼の幅が広い。 |
| 13 | 武 豊 | 170.0cm | 51.0kg | 50代でもこの長身・低体重を維持する鉄人。 |
| 14 | 鮫島 克駿 | 162.0cm | 49.0kg | 小柄で馬との密着度が高い。 |
| 15 | 菅原 明良 | 163.0cm | 49.0kg | 柔軟な体格で馬の走りを邪魔しない。 |
| 16 | 田辺 裕信 | 166.0cm | 51.0kg | ベテランの域だが、体格管理は万全。 |
| 17 | M.デムーロ | 160.0cm | 52.0kg | ルメール同様、小柄だが筋肉質なタイプ。 |
| 18 | 荻野 極 | 168.0cm | 50.0kg | やや長身寄り。スマートな騎乗が特徴。 |
| 19 | 三浦 皇成 | 165.0cm | 50.0kg | 標準的なジョッキー体型。 |
| 20 | 津村 明秀 | 162.0cm | 51.0kg | 安定したベテランの体格。 |
| 21 | 浜中 俊 | 164.0cm | 50.0kg | 端正な容姿通りのスマートな体格。 |
| 22 | 藤岡 佑介 | 162.0cm | 50.0kg | 理論派として知られ、体調管理も緻密。 |
| 23 | 北村 友一 | 163.0cm | 50.0kg | 怪我から復帰後も体格を維持。 |
| 24 | 菱田 裕二 | 164.0cm | 50.0kg | テーオーケインズ等とのコンビで見せる強さ。 |
| 25 | 岩田 康誠 | 160.0cm | 51.0kg | 独特の「猿乗り」を支える強靭な足腰。 |
なぜそこまで「軽さ」が求められるのか
競馬には「負担重量(斤量)」という厳格なルールがあるため、騎手の体重管理は死活問題になります。
これは「騎手の体重+馬具(鞍など)」の合計重量を指し、レースごとに細かく指定されています。
1キロの重みが勝負を分ける
一般的に負担重量は53kg〜58kg程度に設定されることが多いですが、中には50kgを切るケースもあります。
馬具の重さが約2kgあることを考えると、ジョッキー本人の体重は50kg前後、あるいはそれ以下をキープし続けなければなりません。
もし指定の重量を超えてしまえば、その時点で騎乗不可となり、プロとしての信頼を失うことになります。
そのため、彼らはサウナで水分を絞り出したり、徹底した食事制限を行ったりして、文字通り身を削って馬に乗っているのです。
出典:貧乏調教師の息子【競馬チャンネル】