大人になると忘れがちなサッカーを始めたころの楽しさを思い出してみる

私がサッカーを始めたころを思い返すと、毎日のようにワクワクした気持ちでボールを蹴っていたことが思い出されます。

当時は技術や戦術のことを深く考えることなく、ただただボールを追いかけることが楽しくて仕方がありませんでした。

ゴールを決めることができたときの喜び、仲間とパスを繋げたときの達成感、そして何よりピッチで風を感じながら走る開放感。

すべてが新鮮で、純粋な楽しさに満ちていました。


すべては遊ぶことから始まった

サッカーを始めた当初は、試合の勝ち負けにそこまでこだわることもなく、どちらかというと放課後の友だちとの遊びの延長でした。

学校の校庭や公園でゴールの代わりに木やベンチを使って、制限のないフィールドでボールを蹴り合う。

お互いにルールもあいまいな状態で、ただ「ゴールを決めたい」「ボールを奪いたい」という思いで全力を尽くしていました。

勝ち負けよりも、その瞬間を楽しむことが一番大切だったのです。

上達よりも「楽しい」が先にあった

しばらくすると、少しずつルールを覚え、チームのメンバーや監督から技術的なアドバイスを受けるようになりました。

しかし当時の私には「上手くなりたい」という気持ち以上に、「もっと楽しみたい」という欲求が強かったように思います。

試合の合間や練習後に、ボールを蹴りながら友だちと笑い合う時間が特に好きでした。

技術や戦術は自然に身につくものだと感じていた時期で、何より「サッカーをすること自体が楽しい」という感覚が原動力でした。

大人になると忘れがちな「サッカーの楽しさ」

年を重ねるごとに、試合の結果や技術の向上、周囲の期待に応えることが大きなプレッシャーとなり、いつの間にか「楽しさ」よりも「成果」や「成長」に目が行きがちになってしまいました。

もちろん、競技としてサッカーに真剣に取り組むことは素晴らしいことです。

しかし、時には初心に戻って、純粋にボールを蹴る楽しさを再び思い出すことが大切だと思います。

楽しさを再発見する方法

もし、今サッカーをしていて「楽しさ」を忘れていると感じているなら、次の方法を試してみてください:

  1. 子どものころを振り返る: サッカーを始めたころのエピソードを思い返し、そのとき感じた気持ちを心に留める。何が一番楽しかったのかを考えるだけでも、原点に立ち返るきっかけになります。
  2. 遊び心を取り戻す: 時には、友だちとゆるくボールを蹴るだけの時間を作ってみましょう。勝ち負けや上達のことを一旦忘れて、ただ楽しむことに集中することが重要です。
  3. 新しいチャレンジをする: 技術的に新しいことに挑戦してみるのも、楽しさを再発見する方法です。新しい技やポジションに挑戦することで、フレッシュな気持ちでプレーできます。

まとめ

サッカーだけではなく、自分が興味がないことになると「そんなことをして何が楽しいのか?」と無神経なことを言う大人もいます。

ただ自分も大人なので、その答えを用意しておく必要がありました。

サッカーは技術や戦術だけでなく、心から楽しむことがその本質にあることだと思います。

初めてボールを蹴った日のことを思い出し、その瞬間の楽しさを心に刻むことで、再び純粋な気持ちでサッカーに向き合えるかもしれません。

時には初心に戻って、よくわからない仕事の人間関係のことなどは一旦忘れて、ただ「楽しい」と思えるサッカーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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