私たちはしばしば、「正しい知識」や「理屈」を重視しがちだ。
だが、実際の場面ではそれだけでは通用しないことも多い。
たとえば、スポーツの中でも卓球は理屈通りにいかない瞬間が非常に多い。
このスポーツを体験すれば、理屈を超えた現実の複雑さに気づくことができる。
1.理屈通りにやっても勝てない
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卓球は一見単純なスポーツに見えるが、台の小ささやボールの軽さが想像以上に影響する。
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回転、スピード、コース、リズムなど、理論だけではコントロールしきれない要素が多い。
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たとえば「相手のバック側を狙えば有利」という理屈があっても、実際には相手の得意パターンになることもある。
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理屈を頼りすぎると、予測が外れた瞬間に思考が止まり、反応が遅れる。
2.理屈ではなく「体」で覚えるしかないことがある
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卓球には無数のボールの変化が存在し、それらに瞬時に対応するには経験が必要。
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理屈では「この回転ならこう返す」が分かっていても、身体が追いつかなければ意味がない。
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結局、体で覚える=反復練習の中でタイミングや感覚を掴むことが重要になる。
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これは他の分野でも、「わかっているけどできない」ことの正体と同じだ。
3.相手がいることで理屈が崩れる
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卓球は常に相手がいるスポーツであり、自分の理屈は相手によって崩される。
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たとえば「このパターンは通用する」と思っていても、相手が対応すればすぐに無力化される。
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また、相手がミスをすることもあり、「理屈通りに正確にやる」ことが必ずしも勝ちにつながらない。
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相手との駆け引き、つまり「生きた関係性」の中でしか通用しない感覚が必要とされる。
結論
卓球というスポーツには、理屈では解決できないリアルが詰まっている。
理屈を学ぶことも大切だが、それを現場で活かすには「経験」「身体感覚」「相手との関係性」が不可欠だ。
実際に卓球をやってみることで、「うまくいかないのは理屈が足りないからではない」と気づけるだろう。
それは仕事や人生のあらゆる場面にも応用できる、貴重な学びになる。
SNOWさんが思うこと
まず実際に卓球をしたことがあるとないで、ぜんぜん別人と思って差し支えないと思います。
理屈だけということは卓球経験がない人ということなので、スナップがどうとか回転とかどんなに詳しくてもほぼ意味がないに等しいと思っています。
たまに卓球以外のスポーツの経験が長くて、卓球はたとえば野球でいうとこうだろうとか、そういうわかり方をする人はいます。
それは理屈だけではなく野球はしたことがある人なので、また別の感じの人と言えると思います。
おすすめなのは、企業で働くことを目指しているとしたら、チームスポーツは経験しておいた方が良いですね(卓球ちゃうんかい)。