気づけば、何をするにも体が重く感じる、眠っても疲れが取れず、朝からため息が出てしまう。
頭は動かないのに、考え事ばかり増えてしまう、そんな「果てしなく疲れた状態」に陥った経験はありませんか?
2025年現在、厚生労働省の調査でも慢性的な疲労を訴える人は増えていて、仕事・家事・育児・人間関係―疲労の原因は複雑に絡み合い、放置すれば長期化します。
今回は最新の知見を踏まえた「復活までのロードマップ」を、3つのステップで整理します。
1.現状を正しく把握する
疲れが積み重なると「もう無理」という感覚ばかりが先に立ちます。
しかし復活の第一歩は、まず“自分の現状を数字や事実で把握”することです。
例えば、睡眠時間をアプリで記録してみると、実際には思っていたより短い場合があります。
また、歩数計や活動量計で日々の運動量を見える化すると、意外な偏りに気づくこともあります。
2025年の研究では、主観的な疲労感と客観的な生活データの間にズレがあるケースが多く報告されています。
「疲れている気がする」状態から、「なぜ疲れているのか」を明確にする。
この視点が、次の行動につながります。
2.回復のための優先順位を決める
復活の近道は、全部を一気に変えようとしないことです。
やるべきことを3つに絞り、優先度の高い順から着手します。
多くのケースで最優先となるのは睡眠です。
睡眠の質は免疫・代謝・メンタルに直結します。
寝る前のブルーライト遮断、就寝1時間前の照明調整など、小さな習慣から始めます。
次に、血流を促す軽い運動、ウォーキングやストレッチを、毎日5分でも良いので継続します。
最後に、情報の断捨離、SNSやニュースの情報過多は脳を消耗させます。
夜のスマホ使用時間を短くするだけでも、翌朝の疲労感が軽減されます。
出典:madoromi – Healing Sleep Music