ゆでたまごの殻がうまく剥けるかどうかは、実は「温度」が大きく関係しています。
熱すぎてもダメ、冷やしすぎてもダメという話をよく聞きますが、実際のところ何℃がベストなのかは意外と曖昧です。
本記事では温度ごとの状態を比較しながら、剥きやすさの違いをデータとともに整理します。
結論として、「剥きやすい温度帯」とその理由を論理的に導きます。
ゆでたまごの剥きやすさは何で決まるのか
ゆでたまごの剥きやすさは、主に殻と薄皮の分離によって決まります。
この分離には温度差が強く関係しており、急激な温度変化があるほど剥きやすくなります。
沸騰したお湯で加熱し、その後に冷却することで剥きやすくなるのは、この温度差が影響しているためです。
つまりポイントは、加熱時の温度と冷却時の温度差と言えます。

温度別比較|剥きやすさの実験整理
高温(90〜100℃:あつあつ)
最も一般的な調理温度で、白身は80℃前後で固まり、黄身は60〜70℃で固まり始めます。
ただし、茹でた直後の状態は、殻と薄皮が密着して、内部が膨張状態となり、剥きにくくなります。
熱いうちは見た目以上に内部の圧力が残っているため、うまく剥がれないことが多いです。
冷蔵温度(約3〜5℃:冷え冷え)
冷蔵庫レベルまで冷やした状態です。
一見すると剥きやすそうですが、薄皮が収縮して、白身に張り付くという現象が起きます。
また、低温状態では白身と薄皮の結びつきが強くなり、結果的に剥きにくくなる傾向があります。
常温(約20〜25℃:ベストゾーン)
適度に冷ました状態では、薄皮と白身の間に微小な隙間ができて、内部の圧力も落ち着きます。
そのため、剥きやすさが最大化されます。
茹でたあとに一度冷水で冷やし、その後少し置くことで、この状態に近づきます。
このひと手間が、剥きやすさを大きく左右します。
出典:五十嵐ゆかり
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