健康診断の日が近づくと、「前日は何時まで食べていいの?」と気になる人も多いと思います。
会社の定期健診でも、人間ドックでも、食事のルールを守らないと数値が変わることがあります。
特に血糖値や中性脂肪などは、食事の影響を受けやすい検査です。
この記事では、健康診断の食事制限の時間や、前日・当日の注意点を初心者向けにわかりやすくまとめます。
今年も健診を受ける筆者
会社員として働いていると、毎年必ずやってくるイベントといえば、忘年会と健康診断ですね。
相反する2つのイベントのような気もしますが、「昨日ラーメン食べて大丈夫だったかな」と少し気になる日です。
実際、前日の食事や生活習慣は検査結果に影響しますが、例えば血液検査では、
- 血糖値
- 中性脂肪
- 肝機能(AST、ALT、γ-GTP)
などが測定され、これらの数値は、食事や飲酒の影響を受けやすいことが知られています。
そのため多くの医療機関では、健康診断前の食事制限をルールとして設けています。
健康診断は何時間前から食事を控える?
結論から言うと、健康診断の食事制限は10〜12時間前から絶食が基本です。
多くの健診機関では次のようなルールが案内されています。
- 午前中の健診 → 前日21時までに食事
- それ以降は食事NG
- 水や白湯は基本OK
例えば、朝9時の健康診断なら次のようになります。
- 前日21時:夕食終了
- その後:食事禁止
- 翌朝:水のみOK
これは「空腹時血糖」と呼ばれる検査基準があるためです。
血糖値や中性脂肪は、食後に上昇する性質があります。
中性脂肪は食後4〜6時間でピークになり、血糖値も食後に上昇します。
そのため正確な数値を測るために10時間以上の絶食が推奨されています。
なお、午後の健診の場合は少しルールが変わります。
- 朝7時まで軽い朝食
- その後は絶食
というケースもありますが、健診機関ごとに違うため事前の案内を確認するのが安全です。
健康診断の前日の食事で気をつけること
健康診断の前日は、食事の内容も重要、ただ食べる時間を守ればいいわけではありません。
特に次の食べ物は避けるのが無難です。
- 揚げ物
- 焼肉
- ラーメン
- ケーキや甘いもの
- アルコール
脂っこい食事は、中性脂肪の値を上げる原因になります。
中性脂肪は食後30分ほどから上昇し、4〜6時間でピークになります。
そのため、前日に暴飲暴食をすると翌日の検査結果に影響する可能性があります。
おすすめの食事は、消化に良いもので、例えば次のような食事です。
- ご飯
- 味噌汁
- 焼き魚
- 豆腐
- 卵
いわゆる「普通の和食」が一番無難、健康診断の前日だけ極端に食事制限をする必要はありません。
むしろ普段に近い食事を軽めに取るほうが、正確な結果が出やすいと言われています。
健康診断前日~当日にやってはいけないこと
健康診断の前日は、食事以外にも注意点があり、意外と知られていないNG行動をまとめます。
激しい運動
前日にハードな運動をすると、血液検査の数値が変化することがあります。
- クレアチンキナーゼ(CK)
- LDH
などの筋肉酵素が上昇することがあり、その結果、筋肉や肝臓の異常と誤解される可能性があります。
ランニングや筋トレが趣味の人でも、前日は軽めにしておくのが安全です。
飲酒
健康診断前日の飲酒は基本NGです。
- 肝機能
- 血糖値
- 血圧
など多くの検査項目に影響し、また肝機能検査でも、
- AST
- ALT
- γ-GTP
などが測定され、アルコールを飲むとこれらの数値が上がることがあります。
睡眠不足
意外と盲点なのが睡眠、睡眠不足になると
- 血圧
- 血糖値
が上昇することがあります。
健康診断前日は、できれば6〜7時間以上の睡眠を確保するのが理想です。
出典:新・バズーカ岡田チャンネル【岡田隆】