運動する時間を作らない休日習慣|家事の合間に全身を動かす11の方法

SNOW

2026-08-16

「体を動かしたほうがよい」と思っていても、休日にトレーニングの時間を確保するのは面倒なものです。

そこでおすすめしたいのが、家事の待ち時間や生活の区切りに、30秒から2分ほどの運動を一つだけ差し込む方法です。

着替える必要はありません。

汗だくになるまで頑張る必要もありません。休日の終わりに「トレーニングをやり切った」と感じるよりも、「今日はいつもよりよく動いた」と思えれば十分です。

この記事は、デスクワーク中心の人や、定年後などで自宅にいる時間が長い人に特に向いています。

体を使う仕事をしている人は、スクワットなどを減らし、ストレッチや軽い上半身運動を中心にしてください。

厚生労働省も、健康状態や体力に合わせて「今よりも少しでも多く体を動かすこと」と、座りっぱなしを避けることを基本としています。

掃除、料理、洗濯などの家事も身体活動に含まれます。

ただし、この記事のメニューだけで公的な推奨量を必ず満たせるという意味ではありません。

まず動き始めるための入口として活用してください。

休日の「ついで運動」6つの基本ルール

  • 1回の運動は30秒から2分程度にする
  • 運動のために着替えない
  • 汗だくになるまで続けない
  • 回数より、休日を通して何度も動く
  • 掃除や買い物などの家事も活動量に数える
  • 翌日に疲れを残さないところで終える

最初からすべて実行する必要はありません。

できそうなものを一つ選び、慣れてから増やしましょう。

始める前に確認したい安全上の注意

運動は、痛みの出ない範囲でゆっくり行います。

息を止めず、転びやすい場所や濡れた床では行わないでください。

胸の痛み、強い息苦しさ、めまい、冷や汗、普段とは違う動悸などが出た場合は、すぐに中止します。

高血圧や糖尿病、心臓・関節の病気がある人、服薬中の人、転倒に不安がある人は、運動を始める前に医師などへ相談してください。


朝は「伸ばす」ことから始める

1.カーテンを開けたら全身を伸ばす

両手をゆっくり上げ、無理のない範囲で背伸びをします。

そのまま体を左右へ軽く倒しましょう。

反動をつけず、20秒ほどで十分です。

主に動かす場所:背中、肩、脇腹

2.歯磨きをしながら、かかとを上げる

壁や洗面台に軽く手を添え、かかとをゆっくり上げて戻します。

10〜20回を目安にしましょう。

ふらつく場合は、両手で安定した場所につかまって行います。

主に使う場所:ふくらはぎ


朝食後はキッチンの片付けを「脚の時間」にする

3.電子レンジやお湯の待ち時間にスクワット

足を肩幅程度に開き、椅子へ座るようにお尻を後ろへ引きます。

深くしゃがむ必要はありません。

まずは5〜10回。

膝に痛みがある場合は、安定した椅子から立って座る動作に替えましょう。

熱い鍋や食器を持ったまま行ってはいけません。

主に使う場所:太もも、お尻


4.片付けが終わったら片脚立ち

乾いた床の上で、安定した台や椅子の背に手を添えて片脚を少し浮かせます。

左右10〜30秒ずつ行いましょう。

食器洗い中や、火・刃物を扱っている最中には行いません。

転倒が心配な人は、つま先を床につけたまま体重を片側へ移すだけでも構いません。

主に使う場所:脚、お尻、体幹


掃除はそれ自体を身体活動として数える

5.掃除機や床掃除では、少し大きく動く

掃除機がけ、床拭き、風呂掃除、洗濯物の運搬などは、いずれも体を動かす生活活動です。

安全な場所では、いつもより少し歩幅を広げたり、腕を大きく動かしたりしてみましょう。

ただし、掃除機のコードや物が散らかった床、滑りやすい浴室では、動きを大きくしすぎないようにします。

掃除を合計20〜30分行った日は、それをその日の活動量として数えて構いません。

息が少し弾むほどの掃除なら有酸素性の活動にもなりますが、運動強度は作業内容や体力によって異なります。

主に使う場所:脚、腕、背中、全身


洗濯機を動かしたら「押す力」を使う

6.壁腕立てを10回行う

壁に両手をつき、足を壁から少し離します。

体をまっすぐ保ちながら肘を曲げ、胸を壁へ近づけて戻します。

まずは5〜10回から始め、余裕があれば15回まで増やします。

壁から遠く立つほど負荷が上がるため、楽に感じる範囲で距離を調整してください。

主に使う場所:胸、肩、腕


ゴミ捨てや買い物を歩く機会に変える

7.用事を兼ねて10〜20分歩く

「運動のために散歩する」と考えると面倒でも、ゴミ捨て、コンビニ、スーパーなどの用事なら外へ出やすくなります。

体調に問題がなければ、途中に1〜2分だけ少し速い歩きを混ぜてみましょう。

会話ができないほど息が上がる速さにする必要はありません。

主に使う場所:心肺、脚、全身


昼食後は不足しやすい「引く動き」を入れる

8.タオルを左右へ引っ張る

丈夫なタオルを胸の前で両手に持ち、左右へ引っ張って張力をかけます。

その力を保ったまま、肘を少し後ろへ引き、肩甲骨を寄せて戻します。

肩をすくめず、5〜10回を目安にしてください。

これはタオルを使った軽い運動であり、重い物を引く本格的な筋力トレーニングと同じ負荷ではありません。

主に使う場所:背中、肩、腕


午後は座る時間をこまめに分断する

9.トイレへ行ったらスクワットを5回

パソコン、スマートフォン、テレビなどを見ていると、休日でも座る時間は長くなります。

そこで「トイレから戻ったらスクワットを5回」と決めておきます。

1日5回なら合計25回ですが、回数をまとめて行う必要はありません。

膝に不安がある場合は、椅子からゆっくり立って座る動作や、その場での足踏みに替えましょう。


夕方は短時間だけ体幹を使う

10.プランクを20秒行う

床に肘をつき、無理のない範囲で頭から脚までをまっすぐに保ちます。

最初は膝を床につけても構いません。

床へ下りることに不安がある人は、壁に両手や前腕をつき、体を斜めに保つ「壁プランク」に替えましょう。

腰が反る、肩や腰が痛むという場合は中止します。

主に使う場所:腹部、背中、体幹

この運動は省略しても構いません。床を使う運動が負担なら、安全を優先してください。


夜は鍛えるよりも体を整える

11.風呂上がりに3分ほどストレッチする

体が冷えないうちに、次の場所をゆっくり伸ばします。

  • 太ももの前
  • 太ももの後ろ
  • ふくらはぎ
  • 背中

一つの姿勢を痛みのない範囲で20〜30秒保ちます。

呼吸を続け、反動はつけません。すべて行うと長く感じる日は、脚と胸など2か所だけでも十分です。


休日1日の流れ

生活の場面差し込む動き
起床・カーテンを開ける全身を伸ばす
歯磨きかかと上げ
朝食後・キッチンスクワット
片付けが終わった後安全な場所で片脚立ち
掃除歩幅や腕の動きを少し大きくする
洗濯機を動かした後壁腕立て
ゴミ捨て・買い物10〜20分歩く
昼食後タオルを引っ張る
トイレの後スクワット5回
風呂の前プランクまたは壁プランク
風呂上がり3分程度のストレッチ

この組み合わせで動かせる場所

動き主な役割
スクワット太もも、お尻
かかと上げふくらはぎ
壁腕立て胸、肩、腕
タオルを引っ張る背中、肩、腕
片脚立ちバランス、下半身
プランク腹部、背中、体幹
掃除・徒歩活動量、脚、全身
ストレッチ柔軟性、体の調整

脚、お尻、胸、背中、肩、腕、腹部に加え、バランスや柔軟性にも一通り触れられる構成です。


体を使う仕事の人は「追加しすぎない」

立ち仕事、運搬、介護、建設、清掃など、仕事ですでに体をよく使っている人は、休日まで同じ場所へ負荷を重ねる必要はありません。

脚が疲れている日はスクワットや速歩きを省き、全身伸び、軽い壁腕立て、ストレッチなどに絞ります。

「不足している動きを少し補う」という考え方で十分です。

一方、デスクワーク中心の人や自宅で座って過ごす時間が長い人は、トイレや家事のたびに立ち上がり、座る時間を分断することを優先しましょう。


面倒な日の最低ライン

すべて行うのが面倒な日は、次の三つだけで終了して構いません。

  • スクワット5〜10回
  • 壁腕立て5〜10回
  • 5〜10分歩く

三つでも多いと感じたら、一つだけ選びます。

大切なのは、完璧な運動メニューをこなすことではなく、何もしない日を少しずつ減らすことです。


まとめ|今日の家事に一つだけ運動を足してみよう

運動を続けるために、特別な時間や道具が必ず必要なわけではありません。

「歯磨きをしたら、かかとを上げる」「洗濯機を動かしたら、壁腕立てをする」というように、毎日の行動と運動を組み合わせると、始めるための負担を小さくできます。

最初の休日は、この記事の11種類をすべて行う必要はありません。

次に立ち上がったとき、スクワットを5回する。まずはそこから始めてみてください。


参考情報

【メタディスクリプション】

運動の時間を作らず、歯磨き・掃除・洗濯・買い物など休日の家事に30秒〜2分の動きを差し込む方法を紹介。定年後や座りがちな人も、無理なく始められます。