Wet Legの新曲「catch these fists」が登場しました。彼女たちらしい遊び心と怒りの絶妙なバランスが光る一曲です。
この曲は、2025年7月にリリース予定の2ndアルバム『moisturizer』からの先行シングルという位置づけ。
音楽的にもメッセージ的にも、バンドの進化と現在地をしっかりと感じられる作品になっています。
ここでは、この曲の背景・音作り・歌詞の意味について、データと解説を交えながら見ていきます。
1. リリース情報とバンドの今
「catch these fists」は2025年4月1日にリリースされたWet Legの最新シングルです。
この曲の公開と同時に、7月11日発売予定のニューアルバム『moisturizer』の情報も発表されました。
バンドはもともと、Rhian TeasdaleとHester Chambersの2人組としてスタートしました。
いまはツアーでおなじみだったEllis Durand(ベース)、Henry Holmes(ドラム)、Josh Mobaraki(ギター/シンセ)を正式メンバーに迎えた5人体制になっています。
リリース初週のUKチャートでは99位を記録。
商業的には大ヒットとまではいきませんが、インディチャートや一部ラジオ局では確かな存在感を放っています。
出典:Wet Leg
2. サウンドと歌詞に込められたもの
この曲のサウンドは、ダンスパンクやポストパンクの流れをくみつつ、Wet Leg特有のゆるさと勢いがミックスされています。
ベースラインは重く太く、ギターは鋭く切り込むような音色。そこにRhianの無機質でクセになるボーカルが重なることで、独自のグルーヴが生まれています。
印象的なリリック「How can you catch a medicine ball? Can you catch yourself when you fall?」など、抽象的で挑発的な言葉も健在。バーで無遠慮に近づいてくる男性への皮肉とも読める内容です。
リスナーからは「ポエトリーリーディングのよう」「一度聴いたらクセになる」といった声が多く、SNS上でもじわじわと広まっています。
3. 表現に込めたユーモアと強さ
Wet Legの魅力は、なんといっても皮肉っぽいユーモアと、それを支える感情のリアリティです。
「catch these fists」でも、自分の空間を守りたいという気持ちをストレートに、だけどちょっと笑える形で表現しています。
インタビューなどでは「怒ってるけど、深刻にはなりたくない」というスタンスが垣間見え、重くなりすぎない温度感が彼女たちらしさでもあります。
今回のアルバム制作は、初めて全員での共同作業という形をとっており、より自由でバンドらしい雰囲気が楽曲にも表れています。
曲のタイトルこそ挑発的ですが、それを軽やかに歌うことで、むしろリスナーを安心させるような不思議な魅力があります。
出典:Wet Leg
まとめ
「catch these fists」は、Wet Legが持つ皮肉・怒り・ユーモアといった要素が絶妙なバランスで詰まった一曲です。
過去作よりも音の厚みやメッセージ性が強くなっており、バンドとしての進化も感じられます。
チャートでは控えめなスタートですが、ファンやメディアからの評価は高く、アルバム『moisturizer』への期待もさらに高まりました。
ライブでも盛り上がること間違いなしの一曲。これからのWet Legにも引き続き注目したいところです。
SNOWさんの見解
あんまり詳しくないけど、オルタナティブ系というジャンルでしょうか、かっこいいですね、そして中毒性あります。
AIにおすすめを聞いて、これを書いている今日はじめて知りましたが、さっそくAmazonMusicで探してライブラリに登録。
Chaise Longue の方が個人的には好きだけど、有名なのは catch these fists で、そのうち普通に大ヒットもしそうです。
絶妙なバランスと大きな波の中、いま最高の曲を紡ぎ出す感じなんだと思います。
歌詞は刹那主義的ですが、全体としてのテーマはやっぱり血のにじむような努力みたいなバランス感覚が見事です。
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