日々の喧騒の中、静かな語りが心の余白を満たしてくれることがある。
「季節のたより」は、そんな時間を届けてくれるラジオコンテンツだ。
中でも有料会員限定のパートには、無料では触れられない密やかな世界がある。
今回もまた、その静かな領域を、少しだけ言葉にしてみたいと思う。
1.「季節のたより」とは何か
「季節のたより」は、大島璃音さんが声で届けるラジオ型コンテンツであり、Audeeで定期的に配信されている。
各回は25分程度で構成されており、季節の移ろいや日々の気づきを、柔らかな語り口で伝えるものだ。
現在の公開状況としては、無料で聴ける前半パートと、有料サブスクリプション加入者向けの後半パートに分かれている形式となっている。
リスナー層としては、20〜40代の静かな音声コンテンツを好む層が中心で、SNSでは「耳から癒される」「雨音のような声」といった感想も散見される。
声そのものの力に加え、大島さんの自然体な語りは、ウェザーニュース時代よりもさらにパワーアップしているように感じた。
2.有料コンテンツで語られる“もうひとつのたより”
有料版でしか聴けないパートには、大島さんの「素顔に近い」語りが多く、ややプライベートに近い内容や創作の源泉に触れる話題も多い。
たとえば#0(第1回)では、お休み中に何をしていたかという報告的な話から始まり、F1映画を観た感想、さらに学生時代の記憶へと話題が自然に移っていく。
#1(第2回)では「ホテルと蛍」「7つの季節」という詩的な話題に加え、リスナーからのおたよりも紹介される。
一見なんでもない出来事が、大島さんの声によって「#のんたより」として昇華されていく。
これらの読者からのおたよりセクションは有料コンテンツで主に紹介されており、彼女の語りによって、リスナーとの静かな往復書簡が成り立っているように感じた。
推し活の形は人それぞれだが、もし「無料では足りない」と感じたなら、有料コンテンツは穏やかな一歩目としてちょうどいい距離にある。
※Audee:大島璃音の季節のたより
3.#2(3回目の配信)予定通り本日リリース
7月11日配信の「季節のたより」#2では、無料パートでリスナーからのおたより紹介と、リスナーの呼び方についてリスナーから提案。
ゆるい雰囲気のまま、季節の果物を食べた話、そしてその果物がゲーム『どうぶつの森』で出てくるという話が語られた。
メッセージカード購入時の注意点にも触れつつ、後半はリクエストに応えて”伝説のあの名言”をマイクエコー付きで披露。
最後はジョジョ第5部に出てくるHNのリスナーからの『THE YELLOW MONKEY』の楽曲に関連したのんたよりで締めくくる。
圧倒的なリラックス感がありながらも不思議と背筋も伸びるような、余韻の残る回となっていた。
出典:ウェザーニュースPicks【WeatherNewsPicks】
まとめ
上記の通り、「大島璃音の季節のたより」は、ただの音声番組ではない。
それは大島璃音さんの語りを通して、季節のかけらや心の揺らぎに気づく、“音の手紙”のような存在だ。
有料会員限定のパートは、その裏面にそっと綴られたもう一通の手紙。
耳を澄ませることでしか届かない世界が、そこにはたしかにあった。
※Audee:大島璃音の季節のたより
SNOWさんの感想
僕もこの6月にブログを通して知ることができたので、お試しで一カ月だけと思って有料会員に登録してみました。
たぶん日ごろから、普通の言葉かきれいな言葉しか使わないタイプの方やろなぁと。
Audeeで聴いていても清涼感を通り越して心が洗われる感じもして、さすが有料版って感じもあって具体的に何というより全体的に良かったです。
そして金曜の夕方に週末の休みに向けて、たしかに気持ちが切り替わる実感がありました。
これからも応援していくしかないということで、気が早いですけど今から次回が楽しみですね!