3.ファンカルチャーとしての“ビルマニア”の役割
“ビルマニア”は単なる楽曲タイトルではなく、新たなファン層のキーワードにもなっている。
SNS上では「#ビルマニア」というタグを通じて、ライブ帰りの都市夜景の写真や、再結成後のメンバーの発言を引用するポストが多数共有されている。
2024年のライブツアー「Beautiful Movement」では、特に都市部の夜をイメージした演出がなされ、ファンの体験と楽曲世界がより一体化した。
ファンダムの傾向としては、“濃すぎない共感”と“静かな熱狂”が特徴的で、1990年代の熱狂型ファン文化からの進化が見て取れる。
アーティストとファンの関係もより“対話的”で、年齢や立場を越えて「共に生きている」感覚が共有されているのだ。
こうした“ビルマニア現象”は、2020年代の新たなファン文化を象徴する一例とも言えよう。
まとめ
THE YELLOW MONKEYの「ビルマニア」は、都市の孤独と希望を包み込むような現代的ロックの表現として機能している。
そこにあるのは、自然体で美しく、そして年齢を重ねたからこその説得力に満ちたロックスター像。
音楽の完成度やライブの質はもちろんのこと、彼らの生き方そのものが、多くの人にとっての“ロールモデル”になっている。
Rock Starは、やはりNaturallyでBeautifulなのだ。
SNOWさんの見解
イエモン、Yoshii Lovinson、吉井和哉、聴きまくりましたね、淡い青春時代です。
何もわかっていなかった田舎の青年というか、やや病的な雰囲気を自分でキャラづくりしようとしている大学生。
本当に正しい道はこっちなんじゃない?と示してくれている人がいて、吉井和哉さんでありTHE YELLOW MONKEY、いま振り返って思いますが。
就職して、最初の研修でカラオケにいって、講師がLOVE LOVE SHOWを歌っていた異様な光景を鮮明に思い出せます。笑
個人的にも思い出のつまったイエモンさんですが、大島璃音さんのAuDeeで紹介しているリスナーの方がいて、久しぶりに聴いてみようと。
記事を書いてみて、というか書いてもらってみて、久しぶりに吉井和哉節を聴いてみて、やっぱりいいですね!