3. 「瞑想しよう」と思わないままで、続ける方法
ここで重要なのは、「瞑想しようと思わない自分」に対する自己否定をしないことだ。
やらなければ…と思うほど瞑想は遠ざかる。では、どうすればよいか。
鍵になるのは、“思いつかなくても勝手にやってしまう状態”の構築だ。
つまり、「思いついたときにやる」のではなく、「思いつかなくても習慣として動いている」状態を作ることである。
2025年に京都大学の研究グループが発表した実験では、「朝のストレッチ+1分間瞑想」を3週間続けた被験者グループは、瞑想単体のグループよりも定着率が1.7倍高かったという。
体の動きと組み合わせることで、意識せずとも“動きながら瞑想状態に入る”感覚が得られるとされる。
また、「瞑想がうまくいった」という実感が得られなくても、「今日はやった」という記録がつくことで、達成感とともに自己肯定感が育ち、習慣化につながりやすくなる。
記録アプリや紙のカレンダーにチェックを入れるだけでも十分だ。
さらに近年注目されているのが、「歩く瞑想(walking meditation)」や「食べる瞑想(mindful eating)」のように、日常行動のなかで“気づく力”を育てるアプローチである。
これらは正座も静寂も必要とせず、自然に心を整える方法として再評価されている。
まとめ
「瞑想しよう!」と思うことが少ないのは、意思が弱いからではない。現代社会と瞑想との間にあるギャップや、誤解、環境的ハードルによるものだ。
大切なのは、「思い出さなくてもやってしまう」仕組みを作ること。そして、瞑想に完璧を求めないこと。「気づく練習」を繰り返すことで、静かな習慣は少しずつ生活の一部になっていく。
2025年現在の研究と実践から見えてきたのは、「瞑想=時間を取って何かをする」というよりも、「日常の中に静けさを見出す方法」へと進化しつつあるということだ。
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SNOWさんが思うこと
瞑想しなきゃ!とか、瞑想したらよかったーとも思うことってなかなかないですよね。
家でゆっくりくつろいでいて、みたいな時間がなくて、ひまということがなくなったので、逆に瞑想が必要な時代だと思います。
ひまはひまで辛いものだけど、常に何かしらすることがある時代というのも辛いものだなと、人間って勝手だなぁじゃないけど。
僕が書くブログ記事は、あまり意味がなかったり、瞑想っぽい要素があるかもしれないので、そういう人にもおすすめです!